[シンガポール 3日 ロイター] – 3日に公表されたリポートによると、東南アジアのインターネット経済は今年39%成長し、1000億ドル規模に達する見通し。東南アジアではネットショッピングが普及、ライドシェアの人気も高まっている。
リポートはグーグル、シンガポールの政府系投資会社テマセク・ホールディングス、コサルタント会社のベイン&カンパニーがまとめた。リポートでは、同地域のネット経済が2025年までに3000億ドル規模に拡大するとし、従来予想の2400億ドルを上方修正した。
東南アジアのオンライン産業は過去4年間で3倍以上に拡大。特に若年層は、銀行サービスへのアクセスやゲーム、航空券購入など、あらゆることを携帯電話で済ませるようになっている。
リポートは「あらゆる想定を上回る成長ペースだ」とし「大多数の人々がインターネットにアクセスできるようになり、デジタルサービスへの消費者の信頼感も大幅に上向いた」と指摘した。
リポートによると、過去4年間で370億ドル超が東南アジアのオンライン企業に投じられ、その大部分がジリンゴなどの電子商取引会社や、グラブやゴジェックなどオンライン配車サービスへの投資だった。