見本市の主催・運営を手掛けるケルンメッセは、5月28日~6月1日の5日間にわたり、タイの首都バンコクにてアジア最大級の食品・飲料の展示会「THAIFEX-Worldof Food Asia 2019」を開催した。今年で16回目となる同展示会には、42カ国から2,745の企業・団体が出展。開催期間中に対前年比8.2%増の67,136人が来場し過去最高を更新した。
THAIFEX 2019の概況
世界最大規模の食品展示会「アヌーガ」の運営を行っているケルンメッセ。タイ・バンコクで同社が主催するのが、アジアにおける食品や飲料、小売業、など食品関連ビジネス全般を網羅する食品展示会「THAIFEX-World of Food Asia」(以下THAIFEX)だ。
今回で16回目の開催となったTHAIFEX2019は来場者数が過去最高となり、各企業・団体の展示ブースはもちろん、会場内で開催されたイベントやセミナーが好評であった。
ケルンメッセアジア本部 マネージングディレクターのマティアス・キュパー氏はTHAIFEX 2019を次のように振り返った。
今年は来場者数が67,136人と過去最高となり、ASEANにおける食品・飲料業界への期待がさらに強くなっているという実感がありました。
今年はオーストラリア、ブラジル、ポーランド、スペイン、アメリカ、スリランカの6カ国が新たに国としてパビリオン出展を行い、より国際的な展示会となり非常に盛況でした。
今年はHostedbuyers programにも力を入れ、アジアを中心とした152人のバイヤーが2日間で1300社以上の商談を実施しました。また、オンラインでのビジネスマッチのシステムを導入し、より効率的に商談をアレンジすることが可能になりました。
─展示内容についてお聞かせください。
ファインフードやドリンク、ミートなど11のカテゴリーに分けての展示は昨年同様に展開しています。
日本からは93の企業・団体に出展していただき、各国のバイヤーを中心に非常に盛況でした。日本の商品への信頼は高く、世界中のバイヤーが注目しているため、来年も引き続き高品質で安全な商品を紹介していただきたいです。
─今年の新たな取り組みについてお聞かせください。
今年は新たに、「THAIFEX futureFood Experience +」というプログラムを実施しました。とくにスタートアップゾーンにおいては、新興企業に対してのビジネ
スマッチングの機会を提供し非常に好評でした。
もう一つ「Leadership in Food Innovation Conference series」を新たに開催し、食品・飲料の将来、今後のイノベーション、持続可能性等についての講演や議論を実施し300名以上が参加しました。
─THAIFEX 2020についてお聞かせください。
ケルンメッセ主催の世界最大の展示会Anugaのブランドを使用し、THAIFEXが培ってきた経験を組み合わせることで、より世界標準の展示会へと進化させていきます。
今年新たに実施した2つのプログラムも非常に好評でした。食品・飲料業界は常に進化しています。ドローンでのデリバリーやキャッシュレス対応のペイメントなどテクノロジーの進化も加速しています。
食の未来に対して、幅広くかつ新しい体験やソリューションを提供できる展示会として今後THAIFEX-Anuga Asiaは進化していきます。
2020年からイベント名がTHAIFEXAnugaAsiaに変わり、世界標準での食品・飲料の展示会へと成長することが見込まれる。来年もASEAN最大の食品展示会として多くのバイヤーが足を運ぶことが期待される。
THAIFEX-Anuga Asia 2020は2020年5月26日から30日に開催される予定である。
国内お問い合わせ先:ケルンメッセ(日本事務局)
TEL: 03-5793-7770
Mail: kmjpn@koelnmesse.jp
HP: http://www.koelnmesse.jp/