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英小売売上高指数、8月は前月比-0.2% オンライン販売が減少

ロンドンのオックスフォード通り。
9月18日、英国立統計局(ONS)が発表した8月の小売売上高指数は、前月比0.2%低下と、予想に反して低下した。写真はロンドンのオックスフォード通り。2016年8月14日撮影(2019年 ロイター/Peter Nicholls)

[ロンドン 19日 ロイター] – 英国立統計局(ONS)が発表した8月の小売売上高指数は、前月比0.2%低下と、予想に反して低下した。

ロイターがまとめた市場予想は横ばいだった。低下は3カ月ぶり。

大規模なセールを受けて前月増加していたオンライン販売が低迷した。

ただ、合意なき欧州連合(EU)離脱の可能性や夏季のポンド下落にもかかわらず、個人消費が大きく低迷している兆しはない。英国では近年、個人消費が景気を下支えしている。

内訳では、オンライン販売が大多数を占める「非店舗小売り販売」が3.2%減と、2015年8月以降で最大の減少を記録した。7月は米アマゾンのプライム会員向けセール「プライムデー」などを受けて、7.6%増加していた。

8月の小売売上高指数は前年同月比では2.7%上昇。5月以降で最低の伸びとなった。7月は3.4%上昇、ロイターがまとめた市場予想は2.9%上昇だった。

英国ではインフレが抑制されている一方、賃金の伸びは過去10年あまりで最高となっており、これまでのところ、個人消費はEU離脱を巡る不透明感の影響を大きく受けていないとみられる。