今週のFANG決算に注目、FB・アマゾン・アルファベットが発表

ロイター
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アマゾン 仏ボーヴで1月撮影
7月22日、米企業の第2・四半期決算シーズンが本格化する中、ハイテク高成長「FANG」銘柄を構成するアマゾン、アルファベット、フェイスブックが今週発表する決算が注目されている。仏ボーヴで1月撮影(2019年 ロイター/Pascal Rossignol)

[サンフランシスコ 22日 ロイター] – 米企業の第2・四半期決算シーズンが本格化する中、ハイテク高成長「FANG」銘柄を構成するアマゾン・ドット・コム、グーグルの持ち株会社アルファベット、フェイスブックが今週発表する決算が注目されている。

フェイスブックは24日、アマゾン、アルファベットは25日にそぞれれ決算を発表する。

FANG銘柄はここ数年、S&P総合の上昇の原動力となってきたものの、今年は業績の差が鮮明になっている。フェイスブックとアマゾンが大幅にアウトパフォームする一方、アルファベットとネットフリックスにはもたつきが見られる。

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フェイスブック、アマゾン、アルファベット3社の企業価値はS&P総合500構成銘柄の約9%に相当することから、3社の決算内容による市場心理への影響は大きい。

ロングボウ・アセット・マネジメントのジェイク・ダラーハイド最高経営責任者(CEO)は「アルファベットやフェイスブックなどの決算を懸念する。これらの成績が他のハイテク株に大きく影響するからだ」と述べた。

第2・四半期決算を先週発表したネットフリックスの株価は17日以降、14%急落。同四半期の契約者数が市場予想を下回る伸びにとどまり、主要市場である米国の契約者数が減少したことが嫌気された。

ネットフリックスの株価は依然、年初来18%値上がり。しかし、S&P総合の年初来上昇率19%を下回っている。

アマゾンは今年に入り31%急伸、フェイスブックも51%の大幅な値上がり。一方、アルファベットの上昇率は8%にとどまっている。

リフィニティブのまとめた市場予想によると、フェイスブックの第2・四半期決算は売上高が25%増の165億ドル、純利益が5%増の54億ドル(1株当たり1.87ドル)。フェイスブックが個人情報取り扱い問題にどのように対処しているかにも注目が集まる。

また、リフィニティブによると、アルファベットの第2・四半期売上高は17%増の382億ドル、純利益は4%減の79億ドル、アマゾンの売上高は18%増の625億ドル、純利益は11%増の28億2000万ドルと予想されている。

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