中国テンセント、第1四半期は17%増益 予想上回る

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5月15日、中国のインターネットサービス大手、騰訊控股(テンセント・ホールディングス)が発表した第1・四半期決算は17%の増益となった。浙江省烏鎮で2017年12月撮影(2019年 ロイター/Aly Song)

[香港 15日 ロイター] – 中国のインターネットサービス大手、騰訊控股(テンセント・ホールディングス)が発表した第1・四半期決算は17%の増益となった。

決済サービスやクラウド・サービスなどを含む「フィンテックおよびビジネス・サービス」の収入が、スマートフォン向けゲームの収入を上回った。

主力のゲーム事業は、中国の規制当局が昨年3月から新作ゲームの認可を凍結したことを受けて低迷。昨年第4・四半期決算は過去最大の減益、昨年通期の増益率も13年ぶりの低い伸びとなった。

第1・四半期の利益は270億元(39億3000万ドル)。リフィニティブがまとめたアナリスト13人の予想平均は194億元だった。

収入は16%増の855億元。アナリスト17人の予想平均は882億元だった。

同社によると、商業決済サービスなどのフィンテック・サービスや、ソーシャル広告、デジタル・コンテンツ・サービスが寄与した。

同社が今回初めて開示した「フィンテックおよびビジネス・サービス」の収入は44%増の218億元。

これまで最大の収入源だったスマートフォン向けゲームの収入は前年比2%減の212億元。新作ゲームのリリースが減ったことが響いた。

米中貿易戦争の様相を呈する中、中国経済鈍化の影響を受けたもようだ。

オンライン広告収入の伸び率は25%で、前年同期の55%から縮小。「困難なマクロ環境」などを理由に挙げた。

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