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アマゾン、配送業者として独立する従業員に上限1万ドル支給、3ヵ月分の給与も

同社の荷物を扱う業者を増やすことで、ラストワンマイルの配送網を充実させる。 写真はロイター

 米アマゾンは5月13日、配送業者として独立する従業員に起業費用として上限1万ドル(約110万円)を支給すると発表した。同社の荷物を扱う業者を増やすことで、ラストワンマイルの配送網を充実させる。

 対象は、米国および英国、スペインのアマゾン従業員で、独立直後も安定した収入を得られるように3ヵ月分の給与も支給する。起業後もアマゾンの物流技術や研修プログラムを利用できるようにするほか、アマゾンのロゴが入った配送用車両や制服、保険を割引価格で提供する。

 アマゾンでは、事業の拡大に伴って配送能力の強化が課題になっている。アマゾンで経験を積んだ従業員が独立し、配送業者として同社の荷物を取り扱ってくれればメリットは大きい。アマゾンは、「独立後も安定した荷物の取扱量を見込める」としている。