[8日 ロイター] – 米娯楽大手ウォルト・ディズニーが8日公表した第2・四半期(1─3月)決算は、利益と売上高がアナリスト予想を上回った。11月に開始する新動画配信サービス「ディズニー・プラス」の顧客獲得に向けた大型投資の影響を好調なテーマパークが補った。
スーパーヒーロー映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」の世界興行収入は22億ドル。12月11日にディズニー・プラスで独占配信すると明らかにした。
株価は引け後の時間外取引で1.5%高の137ドル。
自社帰属の純利益が54億5000万ドル(1株当たり3.55ドル)と、前年同期の29億4000万ドル(同1.95ドル)から増えた。
一部項目を除く1株利益は1.61ドルで、リフィニティブがまとめたアナリスト予想平均(1.58ドル)を上回った。
総売上高は149億2000万ドルと145億5000万ドルから増えて、こちらも予想(143億6000万ドル)を上回った。
テーマパーク部門の純利益は15億ドル。フロリダ州のウォルト・ディズニー・ワールドや香港ディズニーランドの来客数が増加、ホテルの客室稼働率も上昇した。
21世紀フォックスの映画・テレビ資産買収も今回の決算に反映された。
ダイレクト・トゥ・コンシューマーと国際部門の損益は3億9300万ドルの赤字を計上した。
スポーツ専門チャンネルESPNやABCなどのメディア・ネットワークス部門は、営業利益が22億ドルだった。
映画部門の利益は5億3400万ドル。映画「キャプテン・マーベル」の世界的なヒットが押し上げた。