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米ペプシコ第1四半期は予想上回る、広告戦略が奏功 株価最高値

第1・四半期決算は、スナック菓子のほか低糖質飲料などの需要が好調だった 写真はロイター

[17日 ロイター] – 米清涼飲料大手ペプシコが発表した第1・四半期決算は、スナック菓子のほか低糖質飲料などの需要が好調だったことで売上高と利益がアナリスト予想を上回った。ラグアータ新最高経営責任者(CEO)の下で進めた広告・マーケティング拡大戦略が奏功した。

第1・四半期の為替相場や資産買収・売却などの影響を除く本源的売上高(オーガニックセールス)の伸びが約3年ぶりの高水準となったことを受け、ペプシコの株価は126.86ドルに上昇、過去最高値を更新した。

ラグアータ氏は6カ月前にヌーイ氏の後任としてCEOに就任。広告費と生産能力を拡大すると同時に、サプライチェーンを調整し、スナック菓子や飲料事業に注力した。

ヒュー・ジョンストン最高財務責任者(CFO)によると、広告・マーケティング費用は11%増加。「広告は明らかに効果を発揮した」と述べた。

第1・四半期決算は、同社帰属の純利益が5.2%増の14億1000万ドル。一時項目を除く1株利益は0.97ドルだった。純売上高は2.6%増の128億8000万ドル。

リフィニティブIBESがまとめたアナリスト予想は1株利益が0.92ドル、売上高が127億ドルだった。

北米の飲料事業の売上高は2.15%増。スナック菓子のフリトレー事業の売上高は5.5%増加した。

本源的売上高は5.2%増。伸びは約3年ぶりの高水準となった。

通年業績については、本源的売上高は4%増、1株利益は5.50ドルになるとの見通しを維持した。