米有機・自然食品スーパー最大手のホールフーズ・マーケットは4月3日、青果を中心に数百品目を平均で20%値下げした。2017年8月に米アマゾン・ドットコムの傘下に入ってから、ホールフーズが値下げを実施するのは今回が3回目。従来通りの品質を維持しながら価格を引き下げることで、「ホールフーズは価格が高い」というイメージを払拭し、客数の増加につなげる。
今回は青果を中心に値下げを実施した。値下げ後の価格は、イエローマンゴーが1個当たり1ドル、チェリートマトが12オンス(約420グラム)で3.49ドルなど。
また、アマゾンの有料会員「プライム」向けの特典として週替わりで割引販売する商品を2倍に増やした。今後2〜3カ月で、300以上の季節商品が特典の対象となる。
4月の特典対象商品は、有機アスパラガスが1ポンド(約454グラム)当たり2.99ドル(2ドル引き)、ホールチキン(丸鶏)が1ポンド当たり1.79ドル(40%以上の割引)、天然オヒョウの切り身が1ポンド当たり16.99ドル(35%以上の割引)、店内加工したサンドイッチが20%以上の割引など。
ホールフーズにおける「プライム」会員向けの特典としては、常時10%で購入できる商品を用意しているほか、「プライムナウ」で注文した商品をホールフーズの店舗から2時間以内に配達するサービスを60以上の都市で実施している。
なお、ホールフーズは4月5日、500店舗目となる旗艦店をジョージア州アトランタの中心街にオープンした。