アホールドの成長をけん引!アルバート・ハインの先進的な具体策とは

リテイルライター:太田美和子
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アルバート・ハインのトラックと配達員
オランダ食品EC市場の約40%のシェアを持つアルバート・ハイン。実店舗の購買データと連携しオムニチャネルを推進する

 世界的小売グループのアホールド・デレーズ(Ahold Delhaize)が、「突出した食品の買物体験の創造」を掲げる3カ年成長戦略「リーディング・トゥギャザー」の最終年度である、2021年度(期末:22年1月2日)の決算を発表した。売上高は対前年度比1.2%増の756億ユーロ(約9兆8300億円)だった。コロナ禍の困難な時期にもかかわらず業績を維持できたのは「戦略を着実に実行したからだ」と同グループは分析した。

 アホールド・デレーズは、「オムニチャネルの成長の推進」と「健康とサステナビリティの促進」を成長のけん引車にする戦略を立てた。同グループが展開する世界10カ国の19ブランドの中で、OMO(オンラインとオフラインの融合)、健康、サステナビリティにおいて最も顕著な進化を遂げたのはアルバート・ハイン(Albert Heijn)であろう。

 アルバート・ハインはオランダとベルギーにスーパーマーケット(SM)「アルバート・ハイン」とコンビニエンスストア(CVS)「アルバート・ハイン・トゥ・ゴー」を合わせて1122店舗(21年度末)営業するほか、ネットスーパーも運営している。本社のあるオランダではネットスーパー(ah.nl)を20年以上前にスタートし、21年時点で同国食品EC市場の41%のシェアを持つ(スーパーマルクト&ライムテ調べ)。フルフィルメント施設であるホーム・ショップ・センター(HSC)は2カ国合わせて5カ所ある。同社最大の2万㎡の広さを持つアムステルダムHSCは、1週間に4万件の注文に対応できる。

「OMO」「健康」「持続可能性」を推進

 アルバート・ハインがOMOを推進するうえで重要な役割を果たしているのが

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