[アムステルダム 8日 ロイター] – オランダの料理宅配サービス大手ジャスト・イート・テイクアウェイは8日、米ナスダック市場への上場を廃止すると発表した。
コストと規制の負担を軽減することが狙い。取引高が少ないという。
アムステルダム証券取引所とロンドン証券取引所への上場は維持する。
同社は米同業のグラブハブを73億ドルで買収し、米国市場に進出したが、このところは、新型コロナウイルスの流行を背景とする受注の拡大傾向に陰りが出始めており、株主の間で、営業赤字を減らすため、グラブハブなどの事業売却を求める声が強まっている。
アムステルダム市場のジャスト・イート・テイクアウェイ株は2%安の41.26ユーロ。年初から15%下落し、2020年10月に付けた最高値の109ユーロ超を大幅に下回っている。