[シカゴ 3日 ロイター] – 米小売大手ウォルマートは12月に国内の約60店舗を一時閉鎖し、新型コロナウイルスの感染を防ぐために店内の消毒や清掃を行った。急速に広がる新型コロナのオミクロン変異株が小売業界に混乱をもたらす可能性がある。
ウォルマートのテキサス州やニュージャージー州などの店舗は2日間営業を停止して清掃を行った。同社の広報担当者は「従業員や顧客に安全で清潔な環境を提供するため」とロイターに説明した。ウォルマートは全米で4700店以上を展開している。
同社は、一時閉鎖による影響についてはコメントしていない。コロナの陽性反応が出た従業員が増えているかなども明らかにしていない。
米国ではオミクロン株の感染が急増し、小売店や飲食店が休業したり顧客の入店を制限する事態となっている。
アップルも5番街にある旗艦店などニューヨーク市の複数店舗で営業時間を短縮したり入店制限などを行っている。また、ジョージア州、テネシー州、カリフォルニア州で一部のアップルストアを一時的に閉鎖したという。