ユーロ圏CPI、11月は前年比+4.9%で過去最大の伸び

ロイター
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独ベルリンのクリスマス市場
欧州連合(EU)統計局が30日発表した11月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値は前年比4.9%上昇し、25年前の統計開始以来最も高い伸び率となった。独ベルリンのクリスマス市場で22日撮影。(2021年 ロイター/Fabrizio Bensch)

[フランクフルト 30日 ロイター] – 欧州連合(EU)統計局が30日発表した11月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値は前年比4.9%上昇し、25年前の統計開始以来最も高い伸び率となった。エネルギーコストの高騰が押し上げた。

HICPはピークを迎えた後、緩やかに低下するとみられ、来年の大半は高水準にとどまる見込み。

市場予想は4.5%上昇、前月は4.1%上昇だった。

エネルギー価格は前年比27%の伸びを記録。過去数年間物価上昇の足かせとなってきたサービスや非エネルギー工業製品も2%を超えており、基調的なインフレ圧力が急速に高まっていることが示された。

変動の激しい食品とエネルギー価格を除いたコアインフレ率と、さらにアルコールとたばこも除いたインフレ率も2.6%上昇し、伸び率が市場予想の2.3%を上回った。

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