コンビニエンスストア(CVS)市場は、セブン-イレブン・ジャパン(東京都:以下、セブン-イレブン)、ファミリーマート(東京都)、ローソン(同)の大手3社のシェアが90%を超える超寡占状態にある。
人口減少と店舗数の伸び悩みから飽和状態が指摘されており、実際に成長が鈍化している状況だ。再成長に向けて各社は新たな打ち手を模索している。
大手3社合計のシェアは94.24%
日本フランチャイズチェーン協会(東京都)によると、2024年度(24年1月~12月)のCVSの市場規模は対前年比1.2%増の11兆7953億円だった。インバウンド需要の取り込みや、クーポン配布などの販促施策が奏功したとみられる。
上位3社の25年2月期のチェーン全店売上高を見ると、セブン-イレブンは5兆3697億円(対前期比0.5%増)。ファミリーマートが3兆2438億円(同0.9%減)、ローソンが2兆5024億円(同3.6%増)と続く。3社合計のシェアは94.24%で、前年から0.41ポイント(pt)減少した。なお、ファミリーマートは25年2月期より単体の全店売上高を公表していないため、国内フランチャイズ(FC)を含めた連結の数値を使用している。
シェアの内訳は、セブン-イレブンが45.52%(同0.33pt減)、
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この記事をさらに読むと、大手CVS各社が、飽和状態の市場で生き残り、再成長を果たすためにどのような新規事業やデジタル技術の活用を進めているのかについて理解することができます。
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