前回の1000社ランキングでは、コロナ禍における宅配需要増の反動減の影響を大きく受け、減収や減益が目立った生協。2023年度は反動減を乗り越え多くの生協が増収に転じたものの、利益面(当期剰余金ベース)では依然苦戦しているところが多い。
日本生活協同組合連合会(東京都)によると、全国117の主要地域生協の23年度の供給高(小売業の売上高に相当)は3兆123億円(推計値:22年度比0.7%増)だった。内訳をみると、宅配事業の供給高は2兆926億円(同0.1%増)、店舗事業は9429億円(同3.0%増)といずれも前年度を上回っている。ただ、課題も多く、宅配事業は
・・・この記事は有料会員向けです。続きをご覧の方はこちらのリンクからログインの上閲覧ください。