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ホームセンター決算ランキング2024 軒並み苦戦もあの企業は増収増益!

決算ランキング12802020年のコロナ特需以降、ホームセンター(HC)業界は3年連続で反動減が続いている。23年度はコストプッシュ型のインフレ、円安、エネルギー・物流費の高騰など、厳しい経営環境が続き、ほとんどの企業が営業減益となった。生き残りをかけた業界再編も活発化している。

4年ぶりに市場規模4兆円割れ! 増収増益は1社のみ

 2023年度は引き続きHC業界にとって逆風が吹いた。新型コロナウイルスが5類感染症に移行すると、住関連から旅行や外食への出費が増えるようになった。また、コストプッシュ型のインフレ、円安による海外仕入れ商品の原価高騰や、エネルギー・物流費の高騰、天候不順による季節商品の売上不振など厳しい要因が重なった。

 その結果、6月期決算をのぞいた24年に迎えた本決算では大半の企業が減収・営業減益に沈み、増収・営業増益となったのはコーナン商事(大阪府)1社のみ。増収企業は同社のほか、DCMホールディングス(東京都)、アレンザホールディングス(福島県:以下、アレンザHD)の2社だった。既存店売上高が前期を上回ったのもコーナン商事、綿半ホールディングス(長野県)の2社だけで、業界全体では3年連続で月次の客数減が継続している。

HC業界はコロナ特需以降、インフレ、円安、エネルギー・物流費の高騰など、厳しい経営環境が続き、生き残りをかけた業界再編も活発化している

 HCは日本で1972年に1号店が誕生して以来、50年以上が経過した成熟市場である。2000年代以降は市場規模の停滞が続き、約20年間ずっと横ばいが続いた。20年のコロナ特需で初めて市場規模4兆円を突破したが、その後3年連続で反動減となり、日本DIY・ホームセンター協会によると23年度は4年ぶりに4兆円を下回った。

 コロナ禍で全社が好業績となった際に、新規市場の開拓や新フォーマットの開発、デジタル投資など、次なる成長に向けた施策を実行してきた企業とそうでない企業で優勝劣敗が明らかになってきた。

大手各社がPB強化他業界への外販も

 では、HC各社の

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