21年の世界高級品売上高、コロナ前水準上回る見通し=調査

ロイター
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ベルギー・ブリュッセルの宝石店の店内
コンサルティング会社ベインによると、2021年の高級品セクターは米国や中国の国内消費にけん引され、新型コロナウイルス危機から回復する見通しだ。写真は、ベルギー・ブリュッセルの宝石店の店内。2016年7月2日に撮影。(2021年 ロイター/Eric Vidal)

[パリ 11日 ロイター] – コンサルティング会社・ベインによると、2021年の高級品セクターは米国や中国の国内消費にけん引され、新型コロナウイルス危機から回復する見通しだ。特にハイエンドの靴、革製品、宝飾品が好調になるという。

21年の世界高級品売上高は推計2830億ユーロ(3270億ドル)で、為替変動の影響を除くベースで危機前の19年と比べ4%増加する見込み。

今年、欧州を抜いて最大市場となった米国では、ワクチン接種の進展や国内消費の早期回復がビジネスを後押ししている。また、高級品セクターの成長エンジンである中国では一部地域のロックダウン(都市封鎖)にもかかわらず、10月まで需要が堅調に推移している。

一方、欧州では夏に観光が上向いたものの、高級品売上高はまだ危機前の水準を回復しておらず、回復には24年までかかる可能性があるという。

LVMH、エルメス、ケリングといった業界大手は感染対策の規制が緩和される中、すでに危機から大きく回復し、19年の水準を大幅に上回っている。

ベインのパートナーで調査の共同執筆者であるフェデリカ・レバト氏は「企業は、強力なマーケティングとオンラインキャンペーンで新たな顧客を取り込んでいる上、既存顧客の購入も増えている」と述べた。

20年の業界全体の売上高は23%減少した。コロナのパンデミック(世界的大流行)で09年以来のマイナスを記録し、過去最大の落ち込みとなった。

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