化粧品市場、20年度は15.6%減、インバウンド需要消失などで

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都内銀座の化粧品店での買い物客
矢野経済研究所の調べによると、2020年度の国内化粧品市場(メーカー出荷金額ベース)は前年度比15.6%減の2兆2350億円だった。写真は都内銀座の化粧品店で2016年3月撮影(2020年 ロイター/Yuya Shino)

 矢野経済研究所の調べによると、2020年度の国内化粧品市場(メーカー出荷金額ベース)は前年度比15.6%減の2兆2350億円だった。新型コロナの影響でインバウンド(訪日外国人客)需要がほぼ消失したことに加えて、テレワークや外出自粛で国内需要も落ち込んだ。

 カテゴリー別の市場規模は、スキンケアが1兆700億円、ヘアケアが4350億円、メイクアップが3990億円、男性用化粧品が1210億円、フレグランス化粧品が260億円だった。

 感染拡大の沈静化で国内需要は徐々に回復し始めており、21年度の化粧品市場については1.6%増の2兆2700億円になると同研究所では予測している。インバウンド需要は、今後数年かけて緩やかに回復していくものとみられる。

化粧品市場の推移
コロナ感染の沈静化に伴って、21年度の市場規模は1.6%の微増になると予測される

記事執筆者

ダイヤモンド・リテイルメディア デジタル推進室 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア

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