週刊スーパーマーケットニュース　ダイエー、「ウォークスルー店舗」をオープン

2021/09/14 10:49

ダイヤモンド・チェーンストア編集部

1週間のスーパーマーケットに関するニュースをまとめた週刊スーパーマーケットニュース。ダイエーは9月2日、NTTデータの社内にレジを通すことなくキャッシュレス決済ができる“ウォークスルー店舗”をオープンした。NTTデータのCatch＆Goサービスを活用した店舗で、利用者は専用アプリをインストールした自身のスマートフォンを入店ゲートにかざし、欲しい商品を手に取って退店するだけで、自動的にクレジットカード決済する。レジ精算やバーコードのセルフスキャンなどの作業は一切不要。弁当、飲料、菓子、冷凍食品など約600品目を取り揃え、賞味期限の短い商品については、見切り販売をスマホアプリに通知。人手をかけずに購買機会を増やし、フードロス削減にもつなげていく（8月27日〜9月2日のニュースをまとめました）。

店舗名･････「CATCH＆GO」
所在地･････東京都江東区豊洲3－3－9豊洲センタービルアネックス2階
売場面積･･･11坪
営業時間･･･9時～20時

コープさっぽろ
初のスクールランチ協働推進で連携協定

　コープさっぽろは9月2日、北海道様似（さまに）町で小中学生や教職員へのスクールランチ事業を実施するにあたり、食を中心としたまちづくりを協働で進めていくための包括協定を町と締結した。スクールランチ事業は、コープさっぽろにとって初の取り組みとなる。

カスミ
栃木県で移動スーパーを初運行
第29回「わたしの企画」応援します！の採択企画

　カスミは栃木県佐野市との「買物支援と地域の見守り活動推進に関する協定」に基づき、9月6日から佐野市内で移動スーパーの運行を開始する。「カスミ浅沼店」を拠点店舗とする移動スーパーでは、野菜や魚・肉などの生鮮食品、牛乳やパンなど購買頻度の高い生活必需品を約650品目搭載。月曜日から金曜日までの週5日間、選定した29ヶ所のうち1日7～9ヶ所を巡回する。カスミの移動スーパーの運行車両は、これで合計22台となった。

　また同社は、年に一度市民から手作りのイベント企画を募る「わたしの企画」の第29回に応募があった19企画のなかから、コロナ禍において家庭に居ながら楽しめるとして「レコードで楽しむクラシックコンサート」（企画者・小田貴子さん）を採択した。今回の企画開催は、カスミつくばセンターにあるクラシックライブラリーを活用し、「音楽へのいざない」と題して、9月5日の19時から19時55分の間、ラジオ（ラッキーFM茨城放送）で放送される。

マックスバリュ東海
「エクスプレス浜松常盤町店」で「Uber Eats」サービスを開始

　マックスバリュ東海は「エクスプレス浜松常盤町店」で、8月27日からフードデリバリーフォーム「Uber Eats」を利用した店舗商品の配達を開始した。「Uber Eats」を利用したサービスについては、昨年から名古屋市内の2店舗で試験的に導入。当初の想定を上回る需要が継続していることから、静岡県内の店舗でも導入を始めた。弁当・総菜などの即食商品をはじめ、生鮮食品や日用雑貨、ペットフードなど約1,500種類の商品を提供していく。対応時間は10時から21時まで。

バロー
物流センターやHCに適した「余剰電力循環モデル」を初導入

　バローは、アイ・グリッド・ソリューション（東京都）、VPP Japan（東京都）と協業し、2021年度末までに物流センターやHCなどのグループ50施設に「余剰電力循環モデル」を導入する。電力消費量が比較的少ない施設や、平日と休日の差が激しい施設に適したモデルで、PPAモデル（第三者所有モデル）で自家消費太陽光発電を設置し、時間帯によって発生する余剰電力を他の電力利用者にCO2フリー電力として供給していく。これまでは、屋根面積が広いにもかかわらず、施設で消費し切れる小規模な太陽光導入量しか利用できないという制約があったが、アイ・グリッドが余剰電力を需給調整することで、施設の太陽光導入量を最大化できるようになり、余剰電力を他の電力利用者へ供給することが可能になった。