気鋭のアナリストが解明!8期連続既存店成長、営業利益5年で1.4倍 ベルク強さの理由

柳平孝(いちよし経済研究所)
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ベルク大02

高い収益力と安定した財務体質で、業界でも一目置かれる存在であるベルク(埼玉県/原島一誠社長)。近年は店舗間競争が激化するなか客数を伸ばしていることでも注目を集めている。食品スーパー(SM)業界を代表するアナリストで、長年ベルクを調査してきた柳平孝氏に、その強さを財務面から分析・解説してもらった。

営業利益は年平均7.2%増!5年間で1.4倍に拡大

 上場食品スーパー(SM)企業におけるベルクの位置づけは、営業収益で10位だが経常利益は6位であり(2021年2月期)、高い収益力と安定した財務体質に定評がある。またベルクは過去5年間で、営業収益は年平均9.5%増、営業利益は同7.2%増と安定的かつ継続的に成長。5年間で営業収益は1.6倍、営業利益は1.4倍に拡大している。

ベルク 川越新宿店
写真はベルク川越新宿店

 代表的なチェーンストアであるSMの成長ドライバーは、既存店からの投資回収を原資とした新店投資(=拡大再生産)である。よって、SMの総合的な収益力・経営力・成長力は資金回収の速さ=総資本経常利益率(ROA)で評価される。また、投資資金の調達力は財務体質によっても大きく左右される。

 そこで上場SM各社(20年度の業績を発表済みの21年2月期、3月期決算の 24社)をROAと自己資本比率で比較した(図表❶)。ベルクはROAが9.6%、自己資本比率が55.9%であり、収益力・財務体質ともに上場SM24社平均

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