主要ホームセンターの7月の業績は、前年のコロナ需要による反動から、既存店ベース売上高前年比が全社大幅なマイナスを記録した6月に比べると、持ち直している。
コメリは同0.4%増、アレンザホールディングスが1.8%増、ジュンテンドー(HC店舗)が0.2%増とプラスとなったところもある。マイナスとなったところでも1年前の伸び幅に比べて、今年の下げ幅は小さく、例年より早い梅雨明けと共に気温も上昇し、レジャー用品、扇風機、エアコン、散水用品、オーニング等が伸張した模様だ。2年前との前々年同月比を発表しているアークランドサカモトは3.6%増、ビバホームは6.4%増となっており、HC需要は一定の割合で続いている。
なお、コメリは、7月度の発表時より、今期4月まで遡りBig.H&G業態(旧HC)をH&G業態に統合し、PRO業態を新たに追加して発表している。
8月は、長雨と下旬以降の復興需要がどのように影響するのか注目される。
主要ホームセンター7月の既存店売上高前年同月比(2021年/2020年)
2021年 | 2020年 | |
コメリグループ計 | 0.4 | 8.9 |
PW | 2.1 | 12.3 |
PRO | ▲ 1.6 | – |
H&G (旧H&G+旧HC) | ▲ 0.2 | 6.1 |
(旧H&G) | – | 8.4 |
DCM ホールディングス | ▲ 1.0 | 11.7 |
コーナン商事 | ▲ 0.9 | 13.8 |
ジョイフル本田 | ▲ 8.9 | 3.2 |
ナフコ | ▲ 6.8 | 8.4 |
アークランドサカモト | ▲ 6.5 | 10.6 |
ビバホーム | ▲ 2.5 | 9.9 |
ケーヨー | ▲ 5.5 | 12.2 |
ハンズマン | ▲ 12.2 | 20.9 |
アレンザホールディングス | 1.8 | 10.8 |
内HC事業 | 2.4 | 7.7 |
ジュンテンドー(HC店舗) | 0.2 | 11.5 |
イオン九州(HC店舗) | ▲ 1.7 | 15.7 |