PPIH、21年6月期の営業利益は7.8%増、ドンキは減益

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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ドン・キホーテ
ディスカウントストア(DS)事業のドン・キホーテは、新型コロナによる訪日外国人(インバウンド)需要の蒸発や外出自粛による駅前店の不振などで減収減益となった。

 パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)が発表した2021年6月期の連結業績は、売上高が前期比1.6%増の1兆7086億円、営業利益が7.8%増の813億円、純利益が7.9%増の538億円だった。

 ディスカウントストア(DS)事業のドン・キホーテは、新型コロナによる訪日外国人(インバウンド)需要の蒸発や外出自粛による駅前店の不振などで減収減益となった。総合スーパー(GMS)事業のユニーは、一部店舗のDS業態への転換で売上高は減少したが、既存店売上高は増収、営業利益も増えた。長崎屋も同様に減収増益だった。

 また、海外のうち北米事業が増収増益で営業利益が約2.3倍の81億円に拡大、アジア事業も34億円の黒字(前期は4億円の赤字)に転換し、連結営業利益の増益に貢献した。

 22年6月期の連結業績予想は、売上高が9.4%増の1兆8700億円、営業利益が4.5%増の850億円、純利益が7.0%増の576億円を見込む。DS事業の既存店はインバウンドを除いてコロナ前の水準に回復することを前提としている。GMS事業については既存店売上高2.1%増を計画する。

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