週刊コンビニニュース　店舗と顧客の信頼度合を深める「気付きと行動」

2021/08/03 19:32

ダイヤモンド・リテイルメディア　流通マーケティング局

半年間で122件もの特殊詐欺被害を未然に防いだファミリーマートの防犯意識には感心させられる。特殊詐欺が身近で頻繁に起きていることの裏返しでもあるが、従業員への教育を行い、対応に努めている姿勢は評価されるべきだろう。CVSは店舗としての機能はもちろんだが、小商圏の地域とも共生しなければならない存在でもある。“気付きの連続が学びを深める”“気付きと成長は連動する”“気付きを得ると人は深くなる”という言葉がある。店舗と顧客の関係も同じ。「気付きと行動」を繰り返すことが、両者の信頼度合を深めていく。

セブン－イレブン
＜東北地区＞八戸港水揚げの原材料使用の商品

　青森県八戸港で水揚げされた原材料の「八戸前沖さば」などを使用した3商品を、東北地区の店舗で7月27日から発売する（八戸市内の店舗は20日から先行発売）。地産地消を推進する商品として開発したもので、脂がのった「八戸前沖さば」と、「八戸港水揚げイカ」を使用した。
・「つや姫おむすび八戸前沖さば味噌仕立て」（税抜140円）・「明太子と八戸港水揚げイカのスパゲティサラダ」（税抜228円）・「八戸港水揚げイカと大根煮」（税抜370円）

「サンドイッチ」で紙素材使用のパッケージに変更

　オリジナルフレッシュフードの主力商品であるサンドイッチで、これまでフィルム素材を使用していた部分に紙素材を組み合わせることで、プラスチック使用量を約40％削減する。パッケージの切り替えは7月27日からで、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の店舗から始める。5月から開始した手巻おにぎりのパッケージの肉薄化、7月からの弁当類の帯フィルムへのリサイクルペット使用、今回のサンドイッチのパッケージ変更で、年間約1,000トンの石油由来のプラスチック削減（2013年比較）を見込む。

ファミリーマート
半年間で122件の「特殊詐欺被害」を未然に防止

　防犯や防災、安全への対策、高齢者や女性・子どもなどの駆け込み対応などでも、地域に密着した店舗運営を目指すファミリーマートが、今年1月から6月の半年間で122件の「特殊詐欺被害」防止に貢献した。防犯の観点から、特に高齢者の来店に際しては、「特殊詐欺被害」などに遭っていないかを常に意識し、声掛けを徹底。店舗事務所内にも、特殊詐欺の事例やPOSAカードなどの販売における注意点をポスターで掲示し、従業員に喚起を促している。また、各自治体や警察と連携し、店舗のイートインスペースを活用した、特殊詐欺被害未然防止講習会を開催するなどの取り組みも行ってきた。

ローソン
おにぎり・サンドイッチ・サラダの具材を増量

　7月20日から26日まで、おにぎり・サンドイッチ・サラダの合計12点の具材を増量して発売した。節約意識の高まりに対応し、お得感と満足感を同時に味わってもらう取り組みで、おにぎり6品（鮭ほぐし、日高昆布、おかか、熟成辛子明太子、熟成焼たらこ、紀州南高梅）・サンドイッチ3品（ミックスサンド、野菜ミックスサンド、シャキシャキレタスサンド）・サラダ3品（ごま油香るチョレギサラダ、ピリ辛味噌マヨで食べる野菜スティック、ベーコンのシーザーサラダ）で、価格を据え置きにして中具を増量した。

＜中四国地区＞店内厨房実施店で「ご当地愛媛焼豚玉子飯」

　7月27日から中四国地区の“まちかど厨房展開店舗”約500店舗で「ご当地愛媛焼豚玉子飯」（税込500円）を発売する。ご飯の上に焼豚をのせ、コクのある甘さと醤油の旨みが特長のタレをかけた。また、トッピングには目玉焼きをのせた。

７エリアで地元ラーメン店監修商品を発売

　７月27日、全国7エリアの人気ラーメン店が監修した冷し麺やおにぎりなどを、それぞれのラーメン店が所在するエリアで発売する。博多一双監修の「冷し豚骨つけ麺」（税込550円）と「博多豚骨ラーメン」（税込530円）については、全国の店舗で発売する。
＜北海道＞えびそば一幻監修「冷しえびそば」（税込530円）＜東北＞中華そば嘉一監修「冷たい中華そば」（税込530円）＜関東甲信越＞重慶飯店監修「冷し担担麺」（税込530円）＜中部＞岩本屋監修「冷し鶏ガラ貝だしラーメン」（税込498円）＜近畿＞人類みな麺類監修「冷しあさりチャーシュー麺」（598円）／「具だし醤油らーめん」（税込598円）＜中四国＞我馬監修「チャーシュー丼」（税込498円）＜九州＞博多華味鳥監修「冷し鶏ソバ」（税込598円）