5月全国百貨店売上高は前年比65.2%増、3カ月連続プラス

ロイター
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都内の三越の外観
6月22日、5月の全国百貨店売上高は、店舗数調整後で前年比65.2%増の2465億円と、3か月連続プラスになった。都内で昨年9月撮影(2021年 ロイター/Ritsuko Ando)

[東京 22日 ロイター] – 日本百貨店協会が22日発表した5月の全国百貨店売上高は、店舗数調整後で前年比65.2%増の2465億円と、3か月連続プラスになった。

5月は前年の緊急事態宣言で全国の会員百貨店が営業自粛となった反動で、前年同月比では大幅増となった。ただ、新型コロナウイルス感染症のなかった前々年比では43.1%減と、4月よりマイナス幅が拡大する結果となった。3度目の緊急事態宣言下での休業要請や外出自粛による集客減が響いた。

商品別では、ラグジュアリーブランドや高級時計、美術・宝飾・貴金属など高額品のほか、巣ごもり需要から、精肉、鮮魚、菓子、総菜、酒類など食料品や、キッチン雑貨、リビングアイテムや寝具が動きを見せた。外商、ECの売り上げも堅調だった。

調査対象の百貨店は73社・191店舗。東京地区は前年比77.7%増と、3カ月連続プラスとなった。

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