H2O、21年3月期の営業損益は44億円の赤字、食品スーパー3社は大幅増益

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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イズミヤ
主力の百貨店事業が新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けたことにより、売上高は前期比17.6%減の7391億円、営業損益は44億円の赤字(前期は111億円の黒字)となった。

 エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングが発表した2021年3月期の連結業績は、主力の百貨店事業が新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けたことにより、売上高は前期比17.6%減の7391億円、営業損益は44億円の赤字(前期は111億円の黒字)となった。

 「神戸阪急」「高槻阪急」やGMS(総合スーパー)店舗を中心に減損損失を計上したことから、最終損益は247億円の赤字(前期は131億円の赤字)と過去最大の赤字幅となった。

 阪急阪神百貨店を中心とする百貨店事業の売上高は26.5%減の3477億円、営業損益は19億円の赤字(前期は114億円の黒字)だった。感染拡大の影響で都心店の来店客数が大きく落ち込んだ。

 食品事業は、総菜・ベーカリー製造子会社が卸先の休業などで減収減益となったものの、内食需要の高まりを受けて食品スーパーの既存店売上高が堅調に推移し、売上高は20.6%減の2811億円、営業利益は41億円と25億円の赤字だった前期から大幅な黒字転換を果たした。

 イズミヤ、阪急オアシス、カナートの食品スーパー3社は、既存店売上高がいずれもプラスだった。低採算だったイズミヤの衣料品・住居関連商品の販売とテナント管理事業を20年4月に分割した影響もあり、食品スーパーの営業利益は79億円増加し、47億円の黒字となった。

 22年3月期の連結業績予想については、3度目の緊急事態宣言の発令と延長など感染歳拡大の影響が見通せないことから、未定とした。

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