週刊コンビニニュース ファミリーマート、駅ナカ「トモニー」で無人決済システム導入に向けた取り組みを開始

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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1週間のコンビニエンスストア(CVS)に関するニュースをまとめた週刊コンビビニュース。ファミリーマートは、西武鉄道と共同展開している西武線の駅ナカのCVS「トモニー」で、TOUCH TO GO(東京都港区)が開発した無人決済システムの導入に向けた取り組みを開始する。ウォークスルー型の無人決済店舗では、入店した利用者と手に取った商品を、設置されたカメラなどの情報から即座に認識。利用者が出口付近の決済エリアに立つと、タッチパネルに自動的に購入商品と合計金額が表示され、現金または電子マネーなどで支払いをする。今夏、新宿線の中井駅に隣接する「トモニー中井店」(東京都新宿区)への導入を予定している(4月27日〜5月10日のニュースをまとめました)。

ファミリーマートの外観

セブン-イレブン
5月から価格表示を変更
<新潟県>フードバンク協議会と連携して食料支援
<鹿児島県>出店10周年で記念商品

 セブン-イレブン・ジャパンは商品の価格表示について、5月から順次、税込価格を小数点第2位まで表示する変更を行う。これまでは税抜価格に税率を掛け、1円未満を切り捨てた金額を税込価格として表示していた。単品購入と複数点数の購入では、各商品に表示された税込価格の合計金額に差額が生じることがあるため、価格表示を変更することにした。

 また同社は、新潟県が実施するフードバンク支援事業の主旨に賛同し、フードバンク連絡協議会と連携して食料支援を行う。今回実施される「母の日ケーキプロジェクト2021」では、フードバンク協議会が募集・選定した県内のひとり親世帯1,500世帯に対し、「苺のショートケーキ2個入」3,000個を贈呈。対象世帯が事前に店舗に申し込みを行い、5月9日に商品を受け取れるようにした。

 セブン-イレブン・ジャパンは、鹿児島県出店10周年を記念した商品3品を4月27日、県内のセブン-イレブン店舗で発売した。甘みの強さが特長の県産「黒豚」や、県内で生産された「桜島どり」を使用した商品。

  • 「わっぜ煮込んだ黒豚丼(鹿児島県産黒豚使用)」(税込645円)
  • 「大きなおむすび鹿児島県産黒豚炭火焼肉」(税込194円)
  • 「たんぱく質が摂れる桜島どりのピリ辛おつまみ」(税込289円)

ファミリーマート①
プラスチック使用量を減らした新デザインのスプーン
日用品100円均一シリーズに新商品9種類

 ファミリーマートは、弁当や丼、スープなどで利用するスプーンの持ち手部分のデザインを変更し、プラスチック使用量を約12%削減する。5月上旬から順次、関東地方と東海地方、甲信地方で取り扱いを始め、年間約65トンの削減を見込む。

 また同社は4月27日、プライベートブランド(PB)「ファミリーマートコレクション」のキッチン周り日用品100円(税込110円)均一シリーズで、新たに9種類を発売した。キッチン周り日用品100円均一価格は昨年11月から始めたもので、今回のラインナップの拡大で全19種類となった。クッキングシート、食品保存容器、水切りゴミ袋、ポリエチレン手袋、マイクロファイバークロスなどのラインアップ。

ファミリーマート②
「ファミリーマートコレクション」のチルド飲料を刷新
最大果肉量のフラッペ

 ファミリーマートは、PB「ファミリーマートコレクション」のチルド飲料のパッケージデザインや商品の中身を刷新し、4月27日から順次発売する。より手に取りやすいチルド飲料を目指し、売場でわかりやすく、どんなシーンにもマッチするパッケージデザインに大幅に変更した。

 また同社は5月8日、コーヒーマシンのミルクでつくる「FAMIMA CAFÉ」のフラッペシリーズから、「リッチフラッペストロベリー2017」(税込330円)を発売した。2017年に発売された「リッチフラッペストロベリー」は、歴代ストロベリーフラッペで最多販売数を記録した商品。今回は過去最大量のいちご果肉を使用した。

ローソン①
中国で環境配慮モデル店舗をオープン
フィンランドのデリバリーサービス「Wolt」を導入
<熊本県>「熊本県庁店」がオープン

 ローソンは4月28日、パナソニックと協力し、中国・上海市に省エネ・省CO2化を目指す環境配慮モデル店舗「ローソン七莘路1010号」をオープンした。冷蔵商品ケースの室外機へのGWP(地球温暖化係数)の低い冷媒を使用した冷凍機の導入や、高効率LED照明、セルフサービスの新型電子レンジ、省エネ実行支援システムなどを採用することで、電気使用量・CO2排出量を約2割削減する。また、店内に設置するパナソニックの技術「ナノイー」発生器を搭載した業務用エアコンや、空間除菌脱臭機「ジアイーノ」で脱臭・除菌を行い、クリーンな店内環境で利用者に応えていく。

 また同社は、東京都内の「ナチュラルローソン」13店舗で、4月28日からWolt Japan(東京都渋谷区)が運営するデリバリーサービス「Wolt(ウォルト)」の取り扱いを開始した。ローソンのデリバリーサービスの取り扱いは、「Uber Eats」、「foodpanda」と合わせて3社となった。

 5月11日、ローソンは熊本県庁内に「熊本県庁店」をオープンする。通常のCVSの品揃えに加えて、熊本県特産品、くまモングッズやOTC医薬品の販売も行う。店舗面積は63.8坪で、7時から20時までの営業(土日祝日・年末年始は休業)。

ローソン②
「ゴーゴーカレー」認定商品3品を発売
<中部地区>「高岡大仏コロッケバーガー」
<九州地区>「焼肉なべしま」監修商品の第2弾

 ローソンは金沢市のご当地メニュー「金沢カレー」で人気の「ゴーゴーカレー」の認定商品3品を発売する。5月11日からは店内調理商品「まちかど厨房」を展開する店舗で「ゴーゴーカレー認定ロースカツカレー」(税込698円)を、5月18日には「ゴーゴーカレー認定ゴリ旨!カレーまぜそば」(税込399円)と「ゴーゴーカレー認定ゴリ旨!チキンカツカレーパスタ」(税込399円)を発売する。

 また同社は5月11日、富山県高岡市のご当地メニューである“高岡大仏コロッケ”を使用したバーガー「高岡大仏コロッケバーガー」(税込268円)を発売した。約150gの“高岡大仏コロッケ”を具材にしたバーガーで、高岡コロッケ実行委員会の認定を受けた商品。

 5月11日ローソンは、「まちかど厨房」を展開する九州地区の796店舗で「焼肉なべしま監修牛焼肉丼」(税込598円)を発売した。また、5月18日からは九州地区の1,365店舗で「焼肉なべしま監修からあげクン焼肉たれ味」(税込216円)を、鹿児島県の199店舗で「焼肉なべしま監修牛テールスープラーメン」(税込298円)を発売する。

ミニストップ
シリーズ第4弾は「駅弁風 角煮弁当」
“やみつキッチン”シリーズの新商品2品

 ミニストップは、ひと口で旅気分が味わえる「駅弁風弁当」のシリーズ第4弾として、「駅弁風 角煮弁当」(税込599円)を4月27日に発売した。今後、「駅弁風弁当」シリーズが好評なことを受け、毎月1品の新商品予定を変更し6月からは毎月2品に切り替える。

 また同社は4月28日、“やみつキッチン”シリーズから「鶏皮チップス」(税込181円)を発売した。鶏皮を薄く伸ばし衣で包むことで、独特な食感になるように仕上げた。アクセントとして、黒胡椒と白胡椒のスパイシーな漬けダレ、衣にはレッドペッパーを使用した。また、5月7日には「スパイシーなんこつ」(税込213円)を発売。コリコリ食感と黒胡椒を効かせた鶏軟骨を唐揚げにした。

ポプラ
人気老舗“井上商店”の「梅ひじき」おにぎり

 ポプラは、山口県の老舗企業・井上商店の人気商品「梅ひじき」を使用したおにぎり「直巻もち麦ごはんの梅ひじき」(税込135円)を、5月4日から関西・中国・九州地区で発売した。「梅ひじき」は、ひじきと香り豊かな国産の梅の実をブレンドしたふりかけで、新鮮なひじきを薄塩味で調味し、ひじき本来の味と香りを引き出した逸品。

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