[東京 10日 ロイター] – 伊藤忠商事は10日、2022年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前年比37.0%増の5500億円になるとの見通しを発表した。過去最高益を見込む。
IBESがまとめたアナリスト10人の予想平均値は5163億円で、会社予想はこれを上回った。年間配当は1株94円(前期は88円)を下限とし、業績見通しを上方修正する場合には増配するとした。
21年3月期の連結純利益は同19.9%減の4014億円だった。
同時に発表した24年3月期までの3カ年の中期計画では、期間中に連結純利益6000億円の達成を目指す。また、配当は1株100円を目指す。
決算の詳細は以下の通り
*今期は全てのセグメントで増益を予想
*今期、情報金融関連の伸長・食料の復活・ファミリーマートの戻りなどがけん引
*前期、新型コロナウイルスで560億円の下押し アパレルや外食など
石井敬太社長の主な発言は以下の通り
*今期はコロナ前の利益水準を超え、成長軌道へ回帰
*前期と今期は経済環境が異なる。今期は経済活動が復活し正常化、新規ビジネスも実装化