日常化するTOB、島忠の次はどこだ!?狙われやすい小売業とは
まだまだ残る、低EV/EBITDA倍率の小売企業
ではスクリーニングをしてみよう。ここでは手もとの資料で、売上高経常利益率4%以上、EV/EBITDA倍率が6倍以下の企業をのなかで、本稿の文脈に沿うものを抽出している。()内は主な業種。
- ナフコ(ホームセンター)
- あさひ(自転車専門チェーン)
- ノジマ(家電専門店)
- コメリ(ホームセンター)
- ケーズホールディングス(家電専門店)
- クオールホールディングス(調剤薬局チェーン)
- マミーマート(スーパーマーケット)
- コーナン商事(ホームセンター)
以上、8社抽出できたが、かなりの企業数ではないだろうか。TOBが定着化した今
プロフィール
椎名則夫(しいな・のりお)
都市銀行で証券運用・融資に従事したのち、
米系証券会社のリスク管理部門(株式・クレジット等)を経て、