企業物価指数、10月は前年比-2.1% 消費増税の影響一巡=日銀

2020/11/12 13:00
ロイター

都内の日銀前
11月12日、日銀が発表した10月の企業物価指数(CGPI)速報によると、国内企業物価指数(2015年=100.0)は前年比でマイナス2.1%となり、ロイターがまとめた民間調査機関の予測中央値と一致した。写真は2016年11月、都内の日銀前で撮影(2020年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 12日 ロイター] – 日銀が12日に発表した10月の企業物価指数(CGPI)速報によると、国内企業物価指数(2015年=100.0)は前年比でマイナス2.1%となり、ロイターがまとめた民間調査機関の予測中央値と一致した。昨年10月の消費税率引き上げの影響が一巡し、前年比のマイナス幅は9月確報値のマイナス0.8%から急拡大した。

消費税を含むベースでは744品目中、前年比で上昇したのは246品目、下落したのは386品目で上昇が下落を140品目下回った。上昇品目が下落品目を下回るのは17年3月以来。

消費税を除くベースでは前月比マイナス0.2%で、2カ月連続のマイナスとなった。夏季電力料金の適用期間終了で0.2%程度の押し下げにつながった一方、10月からのたばこなどの増税が0.1%程度押し上げた。国際商品市況の上昇一服は物価の押し下げ要因となった。

消費税を除くベースで見ると、市況安で石油・石炭製品が前年同月比マイナス16.3%で前月よりマイナス幅が拡大。国内の需要動向を反映しやすい鉄鋼、木材・木製品、繊維製品もマイナスが続いている。日銀の担当者は「経済活動の改善ペースは緩やかなものにとどまっており、新型コロナウイルスの影響が引き続き企業物価全体への重しとなり続けている」と指摘した。

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