資生堂、今期純損失予想300億円に下方修正 市場回復の遅れ想定

ロイター
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資生堂売場
資生堂は10日、2020年12月期の連結最終損益予想を220億円の赤字から300億円の赤字に下方修正した。資料写真、2010年1月撮影(2020年 ロイター/Yuriko Nakao)

[東京 10日 ロイター] – 資生堂は10日、2020年12月期の連結最終損益予想を220億円の赤字から300億円の赤字に下方修正した。19年12月期の実績は735億円の黒字だった。日本市場での消費マインドの冷え込みが想定以上に大きいほか、欧米で新型コロナウイルス感染症の拡大傾向とそれに伴う移動規制が広がっており、インバウンド需要の落ち込みなどに伴う市場回復の遅れがある程度継続することを考慮して下方修正した。

売上高予想も9530億円から9150億円に、営業損益予想は収支トントンから100億円の赤字に下方修正した。前期実績は売上高が1兆1315億円、営業損益は1138億円の黒字。

同時に発表した1━9月期の連結業績は、売上高が前年同期比22.8%減の6536億円、営業利益が前年同期比91.4%減の89億円、最終損益が136億円の赤字(同724億円の黒字)だった。

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