景気指数の判断15カ月ぶり上方修正、自動車けん引も雇用下押し

ロイター
Pocket

都内の横断歩道を渡る人々
10月7日、内閣府が公表した8月の景気動向指数(速報値、2015年=100)では、指標となる一致指数は前月比1.1ポイント上昇し79.4となり3カ月連続で改善した。写真は都内で8月撮影(2020年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 7日 ロイター] – 内閣府が7日公表した8月の景気動向指数(速報値、2015年=100)では、指標となる一致指数は前月比1.1ポイント上昇し79.4となり3カ月連続で改善した。けん引役は自動車関連の輸出・生産回復で、指数から機械的に決める基調判断は前月の「悪化を示している」から「下げ止まりを示している」に上方修正した。上方修正は2019年5月以来15カ月ぶり。

もっとも、雇用関連指標の悪化などにより一致指数の水準そのものは100前後だった昨年秋と比べ依然として低く、リーマン・ショックからの回復期だった2009年秋と同程度にとどまっている。

8月の一致指数の上昇は、自動車輸出の回復や、自動車関連財である鉄鋼や非鉄などの出荷が拡大したため。一方、有効求人倍率は8カ月連続で悪化した。

一致指数の3カ月移動平均などから機械的に内閣府が決める基調判断は、2019年5月から3カ月連続で「下げ止まり」としていたが、同年8月以降は「悪化」が続いていた。

先行指数は前月比2.1ポイント上昇し88.8と3カ月連続でのプラスとなった。自動車関連の在庫減少やマネーストック拡大、中小企業売り上げ見通し指数の改善などで押し上げられた。

一方、遅行指数は前月比2.7ポイント低下の89.7と2カ月連続でマイナスだった。法人税収の減少、完全失業率の悪化、消費者物価指数などが押し下げ要因だった。

関連記事ランキング

関連キーワードの記事を探す

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態