フジ、食品・日用品500品目を値下げ、今期利益は上振れ

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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フジ、総菜子会社がバイオマス発電、工場の食品残さを利用
10月5日から、食品・日用品500品目の値下げを実施する。

 愛媛県が地盤のフジは10月5日から、食品・日用品500品目の値下げを実施する。飲料、デザート、乳製品、調味料など新型コロナウイルスの感染拡大に伴って需要が拡大している商品を中心に値下げする。

 対象は、キッコーマン「おいしい無調整豆乳 1000ml」(税別228円→198円)、カルビー「フルグラ 800g」(748円→698円)、日清オイリオ「さらっと軽いオリーブオイル 600g」(698円→598円)、アサヒ飲料「おいしい水六甲 600ml」(88円→78円)など。

 同社は2018年から、これまで5回にわたって計1200品目の値下げを実施している。

 新型コロナの影響で広告宣伝や販促セールを減らしていることから、同社の粗利益率は改善しており、販売管理費の削減も進んでいる。このため、10月1日には業績予想の上方修正を発表、2020年3〜8月期の連結営業利益は前年同期比25.4%減の25億7800万円となったようだ。従来予想は11億円だった。売上高に当たる営業収益は従来予想を3億9000万円上回り、前年同期比1.7%減の1543億9000万円だった。

 新型コロナの収束が見通せないことから、21年2月期通期の業績については従来予想を据え置いた。

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