コロナ禍で業績改善の兆しも取り巻く環境は依然厳しく
2020年の1000社ランキングに入った食品スーパー(SM)企業は299社で、前年から7社減少した(本稿では288位までを掲載)。
上位50社のうち増収となったのは36社で、ほぼ前年並み。19年度は大型台風の上陸、猛暑、暖冬など全国的に天候不順に見舞われたほか、前年に引き続き、競争激化によって既存店売上高や客数の伸びが低迷する企業も目立った。
また、利益面でも、慢性化する人件費や物流費の高騰によって販管費が増加するなか、それをカバーできるだけの売上を確保することが難しくなっている。実際、今回のランキングにおいても、最終利益は上位企業でも減益が目立つほか、中堅以下では最終赤字を計上する企業も見られる。
業界全体では
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