食品通販市場は20年度に4兆円突破の見込み、新型コロナで需要拡大

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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 2020年度の国内食品通販市場は、初めて4兆円を突破する見込みだ。矢野経済研究所の予測によれば、前年度比5.2%増の4兆100億円となりそうだ。食品通販市場は拡大基調が続いているが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う需要の急増で20年度は市場拡大のペースが速まる。

 4月上旬に緊急事態宣言が発令された後、食品通販の需要が急激に伸びた。5月下旬に緊急事態宣言が全面的に解除されて以降は、業態によって需要増が定着するものと、例年並みに戻るものに分かれそうだ。同研究所は定期購入を前提とした生協や自然派食品宅配は需要増が定着する一方で、ショッピングサイトやネットスーパーなどは需要の増加が一服すると見ている。

 19年度の食品通販市場規模は3.2%増の3兆8086億円となったようだ。チャネル別の構成比は、ショッピングサイトが39.4%、生協が38.4%、食品メーカーのダイレクト販売が16.1%、ネットスーパーが3.8%、自然派食品宅配が2.2%だった。

 21年度以降の食品通販市場は緩やかな拡大基調が続くものと見られ、同研究所では24年度に4兆1800億円になると予測している。

■国内食品通販市場規模の推移

■国内食品通販市場規模の推移

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