ホームセンターの6月の売上高は、新型コロナウイルス感染の関連商品に加え、気温上昇に伴い冷房用品や夏用カーペット、寝具などの季節商品が好調に推移したことで、既存店ベースの売上高前年同月比で2ケタ増となったところが続いた。ゴールデンウィーク期間に店舗休業を実施したため、4月と5月にマイナスだった、ジョイフル本田、LIXILビバ、島忠、ハンズマンも、6月はプラスに転じている。
ただしジョイフル本田とLIXILビバ、島忠の3社は一桁台のプラスと、他社と比較して伸び率が小幅だった。ジョイフル本田は、ガソリン・灯油部門を4月以降順次、出光興産に事業譲渡を行っているため。同部門を除いた売上高だと、既存店ベースで15.7%増だ。LIXILビバは前年同月に販促の前倒しを行ったことで、売上高が10.1%増と高い伸びだったことによる影響があったと思われる。また島忠は6月11日に店舗休業を実施していることなども影響したようだ。
主要ホームセンターの既存店売上高前年同月比は以下の通り。
>DCMホールディングス 19.4%増
>コーナン商事 15.8%増
>コメリ 20.1%増
>ジョイフル本田 6.7%増
>ナフコ 12.0%増
>LIXILビバ 5.2%増
>ケーヨー 20.9%増
>島忠 5.4%増
>アークランドサカモト 30.6%増
>ハンズマン 16.2%増
>アレンザホールディングス 18.9%増(HC事業19.5%増)
>ジュンテンドー(HC店舗) 25.3%増
>イオン九州(HC店舗) 25.3%増