クスリのアオキHDが売上高3000億円達成、20年5月期

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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クスリのアオキホールディングス(HD)が発表した2020年5月期の連結業績は、売上高が前期比19.6%増の3001億円、営業利益が15.6%増の163億円、純利益が16.6%増の124億円と2ケタの増収増益だった。

 クスリのアオキホールディングス(HD)が発表した2020年5月期の連結業績は、売上高が前期比19.6%増の3001億円、営業利益が15.6%増の163億円、純利益が16.6%増の124億円と2ケタの増収増益だった。ドラッグストアで売上高が3000億円を超えたのは、同社が8社目となる。

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、医薬品や生活必需品の需要が拡大したことで、既存店売上高は8.3%増と好調に推移した。90店舗を新規出店(閉鎖は1店舗)したことも売り上げ拡大につながった。

 売上高は、ほぼ19年12月に発表した業績予想通りだったが、営業利益は予想から38億円ほど上振れした。粗利益率が3.4ポイント改善したことが大きい。

 21年5月期は新たなエリアへの進出を含めて、出店をさらに加速させる。新規出店は95店舗を計画する。ただ、新型コロナの影響による景気減速や競合他社との価格競争の激化などで、業績の伸びは鈍化しそうだ。連結業績は、売上高が3.9%増の3120億円、営業利益は0.9%増の165億円、純利益は5.0%減の118億円を見込んでいる。

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