キオクシア株現金化の方策を継続的に検討、実施なら株主還元=東芝

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東芝は6月22日開催した取締役会で株主還元方針を決議した。議決権比率で40.2%保有する半導体メモリー大手のキオクシアホールディングス(HD)の株式について「現金化の可能な方策を継続的に検討している」という。写真は同社のロゴマーク。2012年9月撮影(2020年 ロイター/Andrew Winning)

[東京 22日 ロイター] – 東芝は22日開催した取締役会で株主還元方針を決議した。議決権比率で40.2%保有する半導体メモリー大手のキオクシアホールディングス(HD)の株式について「現金化の可能な方策を継続的に検討している」とし、現金化が実施された場合は手取金純額の過半を原則として株主還元に充当する方針だ。

当面は新型コロナウイルス感染症拡大の影響に備え、財務の安定性を重視するが、秋ごろにコロナの状況が沈静化すれば、一層の株主還元の促進と長期的な企業価値の向上を目的とし、継続的な資本配分の改善のために成長性の高いM&A機会の検討を含む積極的なポートフォリオ見直しと事業売却を実施していくという。

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