週刊コンビニニュース セブン-イレブン 定番のチルド弁当容器を紙製に切り替え

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
Pocket

1週間のコンビニエンスストアに関するニュースをまとめた週刊コンビニニュース。食品容器の脱プラスチック化が進み始めた。ファミリーマートのサラダ容器が、バイオマスプラスチックなどを使用した環境配慮型容器への切り替えで年間約900トン、セブン-イレブンの今回の定番弁当容器の紙製化で、約800トンのプラスチック削減ができるという。ほかの商品容器や他社の事例を加えれば、相当な量の削減になるに違いない。さらに、レジ袋有料化によって見込める使用量減を考えれば、莫大な削減量となるだろう。(6月9日〜15日のニュースをまとめました)。

セブンイレブンの弁当容器本体を紙製にしたチルド弁当
「牛丼」(左)や「かつ丼」など4品の容器を順次、紙製に切り替える

セブン-イレブン
「ガン保険」の取り扱いを開始

 セブン-イレブン・ジャパンは、6月16日より、店舗に設置されている「マルチコピー機」を利用した「ガン保険」(三井住友海上あいおい生命保険)の取り扱いを始める。自賠責保険・自転車保険・1DAY自動車保険・1DAYレジャー保険(いずれも三井住友海上火災保険)に続く5番目の保険商品で、ガン保険はCVS業界で初めての販売となる。パソコンやスマートフォンからホームページへアクセスして事前予約するほか、店舗でも直接手続きができる。申込可能年齢は20〜69歳で、24時間365日の受付対応。

セブン-イレブン
定番のチルド弁当容器を紙製に切り替え

 セブン-イレブン・ジャパンは、チルド弁当の定番商品である「かつ丼」、「牛丼」、「中華丼」の容器を紙製素材に切り替え、商品もリニューアルを行って、6月9日から発売した。首都圏においては、「親子丼」を含めた4品の容器が紙製となる。紙製への切り替えで、2020年度は約800トンのプラスチック使用量削減を見込んでいる。

セブン-イレブン、ファミリーマート
コロナウイルス支援基金

 セブン&アイ・ホールディングスのグループ各社が行った店舗での第2次支援募金(5月11日〜31日)で、総額約5,070万円の寄付が寄せられた。公益財団法人日本財団を通じて医療関係などの支援に充てられる。第1次支援募金(4月17日〜5月10日)と合わせた募金総額は約1億1,830万円。

 ファミリーマートでは、4月14日〜5月30日までの47日間、店舗で実施していた支援募金が約5,430万円となった。公益財団法人日本財団、社会福祉法人中央共同募金会を寄託先として、医療関係者の活動支援、臨時休校の長期化で影響を受けている子どものサポートに役立ててもらう。また、5月4日〜30日までの27日間、マルチメディア端末「Famiポート」を利用した活動募金では約118万円が集まり、クラウドファンディングサービス運営会社「READYFOR」(東京都千代田区)を通じて、日本財団と中央共同募金会に寄付される。

ローソン
「宇宙日本食」の認証受けた「スペースからあげクン」

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)やメーカーと協力して開発した「スペースからあげクン」が、6月8日、「宇宙日本食」として認証されたことをローソンが発表した。CVSのオリジナル商品が、宇宙日本食として認証されたのは初めて。保存性試験や衛生性などの審査で、宇宙食としての基準を満たした。国際宇宙ステーションに搭乗する日本人飛行士に食べてもらう。

セブン-イレブン
「小豆島手延べそうめん(島の光使用)」

 セブン-イレブンは6月9日、「小豆島手延べそうめん(島の光使用)」(税抜338円)を、四国4県と中国エリアの一部店舗の計843店舗で発売した。香川県の「小豆島そうめん」は、兵庫県の「揖保乃糸」、奈良県の「三輪そうめん」と並ぶ“日本3大そうめん”のひとつ。小豆島手延素麺協同組合が製造・販売する「島の光」を使用した。つゆは「いりこ」を使用することで、地元に馴染みの深い味付けにした。

ファミリーマート
「めっちゃ○○です。」シリーズの第1弾はメロン
Afternoon Tea監修の「紅茶のシフォンサンド」

 ファミリーマートは果肉入り飲料の「めっちゃ○○です。」シリーズ第1弾となる「めっちゃメロンです。」(税込278円)を、6月9日から発売した。これまでの果肉入りの飲料は「いちごミルク」(税込248円)、「スクイーズスクイーズ オレンジ」(税込228円)などを発売してきたが、今後はシリーズ化することとした。

 ファミリーマートはまた、6月16日から、サザビーリーグの紅茶ブランド「Afternoon Tea」監修による「紅茶のシフォンサンド」(税込248円)を発売する。スリランカ産の香り高い“アールグレイ”茶葉を使ったシフォンケーキに、北海道産の生クリームをブレンドした濃厚で口どけのよいホイップクリームと、紅茶風味のカスタードクリームとキャラメルソースをサンドした。

ローソン
“食塩・化学調味料不使用”のカレー第2弾
GODIVA監修のショコラスイーツ2品、ほか

 ローソンでは、6月16日から首都圏の一部ローソン1,561店舗とナチュラルローソン145店舗で、“食塩・化学調味料不使用”の「玄米のダールカレー(レンズ豆)&カシューナッツチキンカレー」(税込498円)を発売する。味付けや原材料に食塩を使用していないカレーの第2弾。
 ローソンはまた、2層の異なる味わいを楽しめるGODIVA監修の「ダブルショコラプリン」(税込380円)と「ショコラケーキ」(税込350円)を、6月16日に発売する。GODIVA社と共同開発した商品の発売は2017年6月からで、今年で3周年を迎える。これまで34商品を発売し、シリーズ累計で2,700万個以上を売り上げた。
 同社はまた、中部地区の約1,600店舗で、名古屋市に本店を置く、「手羽先」が名物の飲食チェーン「世界の山ちゃん」が監修した弁当、おにぎりセット、サンドイッチ、ベーカリーなど7品を発売する。6月16日から。
九州地区の882店舗では、ピエトロ(福岡市)が監修し、九州産なすを使用した「ひき肉と九州産なすのトマトガーリックパスタ」(税込580円)を6月16日から発売する。今年3月に発売し、6万個以上を販売したピエトロ監修の「ひき肉と高菜のごま醤油ガーリックパスタ」に続く第2弾。

ミニストップ
「すたみな丼」/「手巻牛ステーキ」おにぎり
「完熟白桃パフェ」/「えび棒(タルタルソース付)」

 ミニストップは、アントワークス(東京都中野区)運営の“伝説のすた丼屋”が監修した「すたみな丼」(税込583円)は、にんにくがしっかり効いたたれで豚肉を炒め、長ねぎとともにご飯の上に乗せ、卵黄ソースをトッピングした商品。一方、手巻おにぎりの「手巻牛ステーキ」は、これまで150円(税込)で販売していたが、創業40周年記念商品として約2週間の期間限定で、税抜100円で販売する。いずれも6月9日の発売。

 ミニストップではまた、完熟した白桃を贅沢に使用した「完熟白桃パフェ」(税込375円)を6月12日から発売。完熟白桃をたっぷり味わえるよう、果実を昨年より大きくカットして満足感を高めた。また同日に発売された、えびの旨みが凝縮された「えび棒(タルタルソース付)」(税込237円)は、2種類のえびを使用し、風味と食感を楽しめる、食べやすいスティックタイプのえびフライで、おにぎりとの相性もよい。

セイコーマート
希少な和ハッカ使用のミントハイボール

 セイコーマートでは、北海道滝上町産のハッカを使用したミントハイボールを、6月9日、酒類取扱店舗で発売した。和ハッカを使用していて、クラフトジンをベースにした清涼感あるハイボールで、350mlが北海道では税抜118円、関東では税抜128円で発売。

関連記事ランキング

関連キーワードの記事を探す

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態