マクドナルド、5月の既存店は15%の増収、客単価は45%増

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マックの外観
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の発令を受けて、店内客席の終日利用中止などの対応を行ったため、客数は3カ月連続で減少したが、客単価が45.3%増と前月(31.4%増)からさらに伸びた。写真 gettyimages/MichaelJay

 日本マクドナルドホールディングスが発表した5月の既存店売上高は、前年同月比15.2%増だった。既存店が前年実績を上回るのは2カ月連続。2ケタの増収は、2月(14.7%増)以来、3カ月ぶり。

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の発令を受けて、店内客席の終日利用中止などの対応を行ったため、客数は20.7%減と3カ月連続で減少したが、客単価が45.3%増と前月(31.4%増)からさらに伸びた。家族など複数人数分の注文が多いテークアウトやドライブスルー、宅配の利用が増えた。

 その他の外食チェーンの5月の既存店売上高は、牛丼店の「すき家」が9.2%減、セルフうどん店の「丸亀製麺」が36.4%減、ファミリーレストランの「サイゼリヤ」が52.2%減など、新型コロナの影響による苦戦が顕著となっており、マクドナルドの好調ぶりが際立つ。

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