週刊コンビニニュース 4月度既存店売上、セブン5%減もローソン、ファミマは2桁減

2020/05/19 05:55
ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局

1週間のコンビニに関するニュースをまとめた『週刊コンビニニュース』。3月は軽傷だったが4月は深刻な打撃。これがコンビニ業態の既存店売上高の状況だ。コンビニは都市部の店舗の不振あるいは休業の影響が大きい。消費者が買い物回数を減らしていることもあり、客単価は大幅に増えた一方で、各社2桁の客数減となった(5月12日〜18日のニュースをまとめました)。

セブンイレブン
istock.com/tupungato

4月度月次営業営業実績
コロナウイルス禍で大幅マイナスへ

 コンビニエンスストア各社の4月度月次営業実績は、対前年同月比で全店ベース、既存店ベースとも売上と客数が大幅に落ち込んだ。客単価はプラスとなったとはいえ、過去に例を見ない営業実績となった。3チェーンの営業概況、5社の実績は、以下の通り。

<ファミリーマート>
 外出自粛で、食品のなどの買いだめ需要が客単価を押し上げたが、客数への影響が大きく前年同月比で▲22.2%。また、昨年実施したバーコード決済の販促キャンペーンの反動もあり、既存店日商は前年を大幅に下回って▲14.8%となった。
<ミニストップ>
 繁華街や事業所立地の店舗を中心に客数が大きく減少し▲14.5%。一方、調理調材、冷凍食品、デイリー、水・畜産が買上点数アップにつながり、客単価は9.0%の増加となった。
<ポプラ>
 既存店の売上は、関東が前年同月比▲24.6%、関西で▲33.3%。コロナウイルス流行で、営業休止店舗が89店舗、時短営業店舗が68店舗と、全体の33%が休業または時短店舗となった。客単価は、スポット販売のマスク、薬用ハンドジェルなどが押上要因となり、12.9%の増加となった。

企業 全店売上 既存店
売上 客数 客単価
セブン-イレブン ▲5.6 ▲5.0 ▲14.7 11.4
ファミリーマート ▲15.2 ▲14.8 ▲22.2 9.3
ローソン ▲6.5 ▲11.5 ▲19.3 9.7
ミニストップ ▲13.8 ▲6.8 ▲14.5 9
ポプラ ▲22.1 ▲16.0 ▲25.6 12.9

セブン-イレブン
初の取り組み商品もある「2020年夏ギフト」

 今年の夏ギフトは、“日本のとくべつ”をテーマに、北海道から沖縄まで全国各地の逸品を用意。セブン-イレブンの限定商品も多数取り揃えた。初の取り組みとなるのが、「スライス済み」や「湯せん調理」商品を増やしたことで、調理の利便性をアピールする。また、包装を簡略化し、贈る前に自宅で試せるセットも用意した。取扱商品は店頭が約350点、ネットが約300点。5月18日から予約を受け付ける。

ファミリーマート
簡単なエクササイズの動画を制作

 ファミリーマートが展開する24時間営業のフィットネス「Fit&GO」のインストラクターと、スポーツ万能のアスリート芸人「おばたのお兄さん」が考案した、自宅でできる簡単エクササイズ“ファミチキ先輩体操”を、5月15日から公式ホームページで公開した。(https://www.family.co.jp/)

ローソン
関西初となる「Uber Eats」スタート

 これまで東京都内の88店舗で展開している「Uber Eats」のサービスを、大阪府内の店舗に拡大する。大阪府でのサービス開始は5月15日からで、50店舗が対象。約200品目の商品を取り扱う。また、5月末までに神奈川県、京都府、兵庫県内の店舗にも拡大し、東京都と大阪府の店舗を中心に約500店舗での展開を実施する。
 ローソンにおけるUber Eatsサービスの売上は、4月が2月と比較して2.8倍に伸長。飲料、酒類、フライドフーズの取り扱いが多く、4月以降は1ℓ牛乳が伸びている。また、同サービスではフードとともに日用品(乾電池、ばんそうこう、冷却ジェルシートなどの緊急購買品)、雑誌の購入も可能で、利用客も増えている。

ローソン
“紙カップ”のドリンクヨーグルトに全品変更

 5月19日より順次、“プレーン”や“ストロベリー”などのオリジナルドリンクヨーグルト5品をリニューアル発売する。これまで容器にプラスチックカップを使用していたが、リニューアルでは紙カップへ仕様を変更する。これにより年間約593トンのプラスチック削減が可能となったほか、貼付のストローも、一部に植物由来のバイオマスプラスチックを使用したものに切り替える。さらに、オリジナルドリンクヨーグルトシリーズ全品で、人工甘味料・香料・着色料を不使用とした。

セブン-イレブン
食生活をサポートする新商品6品

 「安全・安心、健康」にこだわった「カラダへの想いこの手から」シリーズの新商品6品を、5月19日から順次、全国発売する。1日に必要な野菜の1/2以上の量が摂れる商品や、レタス1個分の食物繊維を摂取できる食材を使用した商品などのシリーズで、2018年から継続的に展開してきた。

  • 「1/2日分の野菜!スパイス香るスープカレー」(税抜498円)
  • 「もち麦もっちり!焼肉ビビンバおむすび」(税抜125円)
  • 「もち麦もっちり!しそひじきごはんおむすび」(税抜115円)
  • 「生ハムと高リコピントマトの冷製パスタ」(税抜460円)
  • 「ミネストローネ風野菜たっぷりグラタン」(税抜350円)
  • 「三陸産早採りわかめの冷たいおそば」(税抜370円)

ファミリーマート
大豆ミート使用の弁当第2弾

 大豆ミートを使用することで肉を一切使わない弁当「大豆のお肉!キーマカレー」(税込498円)を、5月19日から東京都・神奈川県の一部店舗(約820店舗)で発売する。3月から4月にかけて発売された「ベジバーグ丼」に続く、日本ベジタリアン協会推奨マークを取得した弁当の第2弾となる。

ミニストップ
創業40周年の記念商品と割引セール

 1980年の創業以来、5月21日で40周年を迎える。5月19日から「肉が旨い!牛ハラミ焼肉弁当」(税込599円)、「味むすびあさり炊き込みごはん」(税込108円)、22日から「タピオカプリン」(税込410円)、「トウモロコシ揚げ」(税込162円)などを“記念商品”として販売するほか、「記念企画商品」については、5月18日から24日のあいだ、割引セールを実施する。

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