米国の食品・日用雑貨のEC売上高、4月は前月比37%増の53億ドルに

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アメリカのスーパーマーケット
米コンサルティング会社のブリック・ミーツ・クリックが発表した推計によると、米国の4月のグロサリー(食品・日用雑貨)のEC(インターネット通販)売上高は前月比37%増の53億ドル(約5700億円)となった。写真はロイター

 米コンサルティング会社のブリック・ミーツ・クリック(Brick Meets Click)が発表した推計によると、米国の4月のグロサリー(食品・日用雑貨)のEC(インターネット通販)売上高は前月比37%増の53億ドル(約5700億円)となったようだ。

 オンラインでの注文数が33%増と大きく伸びた。平均注文金額は3%増の85ドルだった。オンラインで注文し、店舗または自宅で商品を受け取ったEC利用世帯数は約4000万世帯で、3月に比べて1%の微増だった。月間利用頻度は平均1.6回で、3月の1.2回に比べて増加した。

 同社によると、調査対象者の47%は新型コロナウイルスへの感染を強く懸念していた。また、20年1〜2月に比べて4月の収入が25%以上減少したとする人が39%に上った。

 収入の減少がグロサリーECの利用にマイナスの影響を与える可能性がある一方、過去30日間にグロサリーECを利用したことがない世帯のうち26%は「ECを利用してみたい」と回答しており、新たな利用者が増えることも予想される。

 ブリック・ミーツ・クリックは4月22日から24日、18歳以上の1651人を対象にオンラインでグロサリーECに関する調査を行った。

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