週刊コンビニニュース セブン-イレブン、カンボジアに初出店

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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1週間のコンビニに関するニュースをまとめた『週刊コンビニニュース』。セブン&アイ・ホールディングス傘下の7-Eleven,Inc.(米国)が、タイのCP All Public Co.,Ltd.の子会社であるCP All(Cambodia)とマスターフランチャイズ契約を締結。2021年を目途にカンボジアに店舗を開店する。タイではコンビニエンスストアと言えば“セブン-イレブン”を指すことが一般的で、業態の代名詞的存在にまで成長。30年かけて約1万2,000店舗。タイの日本に対する人口比が約55%、“セブン-イレブン”の店舗比が日本の約57%ほどだから、そろそろ隣国カンボジアにも足を延ばす必要があったのだろう。(5月5日から11日のニュースをまとめました)。

セブンイレブン
写真はタイのセブンイレブン iStock.com/Akabei

セブン-イレブン
カンボジアに初の出店

 完全子会社の7-Eleven,Inc.(米国)が、タイのCP All Public Co.,Ltd.の子会社であるCP All(Cambodia)とマスターフランチャイズ契約を締結。2021年を目途にカンボジアに店舗を開店する。カンボジアはセブン-イレブンが進出する19番目の国・地域となった。
CP All(Cambodia)は、チャロン・ポカパン・グループによって1988年に設立された、タイにおけるセブン-イレブン運営会社CP Allの子会社で、CP All(Cambodia)がカンボジアでのマスターフランチャイジーとなる。
 品揃えについては、世界共通の人気商品、飲料、菓子などとともに、地域の嗜好に合わせた即食性のあるフレッシュフーズを展開していく。また、タイ同様に銀行、請求書の支払い、配達などのサービスも提供する予定。
 なお、CP Allは1989年にタイで初の店舗をバンコクに出店。現在は国内で約1万2,000店舗を展開している。

ファミリーマート①
新たな加盟店支援策を実施

 ファミリーマートは、コロナウイルスの影響で収入が減少し、経営環境が悪化した加盟店への緩和措置として、以下の2つの取り組みを追加する。
1)加盟店の総収入の減少割合に応じた見舞金の支払い
 前年4・5月と比較して総収入が減少した加盟店に対し、減少割合に応じて見舞金を支払う(店舗当たり5万円/10万円)。
2)総収入最低保証補填金の早期精算
 加盟店に将来の資金不安を払拭してもらうため、「総収入最低保証制度」を一時的に変更する。通常、1年間(3月〜翌年2月)で精算する最低保証補填金額を、3月から5月までで確定・精算し、その後に総収入が最低保証額を上回った場合でも、確定した最低保証補填金の返還は求めないこととする。

ファミリーマート②
フードバンクに焼き菓子4万個を寄贈

 コロナウイルス感染拡大にともない、休校期間の延長で給食を摂ることができない子どもたちや、家庭での毎日の食事に支障をきたすケースが増えてきている。ファミリーマートは、食品支援に役立ててもらうため、認定NPO法人セカンドハーベスト・ジャパン(東京都台東区)が行うフードバンク活動に賛同し、5月7日、オリジナル焼き菓子約4万個を寄贈した。

ローソン
<大阪府>地元企業応援「関西の『食』を守ろう!」

ローソンは、関西の「食」を応援するため、コロナウイルス感染拡大の影響を受けている地元企業や食品メーカーと協力し、各地の特産品や地元で人気の商品を府内の店舗を販売場所として提供することにした。
 第1弾は、5月13日から6月8日、鳴門屋製パンが運営する「パン工房鳴門屋」で人気の「アップルパイ」や「アーモンドマフィン」など5品を、約230店舗で販売する。続く第2弾は、5月27日から6月22日、大阪土産の定番品である(有)五感の「ええもんちい」を約1,000店舗で販売する。

セブン-イレブン
「セブンプレミアム」の魚総菜3品をリニューアル

 セブンプレミアムの魚惣菜は発売以来、家庭で魚を調理する際の悩みを払拭し、簡単・便利に食べられる商品として人気が高く、なかでも「セブンプレミアムさばの塩焼」は、2014年の発売以来、累計販売数が5,700万個を超える人気商品となっている。
 今回のリニューアルでは、さばを味付けしたあと、焼成する前に冷蔵で寝かせる工程を加えることで、魚本来の旨みをより感じられるように仕上げた。その他の2品についても、素材の美味しさを追求した。発売は5月7日。

  • 「セブンプレミアムさばの塩焼」(税抜268円)
  • 「セブンプレミアム銀鮭の塩焼」(税抜278円)
  • 「セブンプレミアムほっけの塩焼」(税抜288円)

ファミリーマート
専門店応援でコラボメニューを販売

 自宅での食事の機会が増えるなか、近くの店舗で気軽に専門店の味を楽しんでもらえるよう、5月5日から順次、コラボレーションメニューを販売する。過去、コラボして好評だったメニューの提供となり、専門店の応援にもつながるとして企画した。
①B級グルメ研究所が運営する飲食店「スパゲッティーのパンチョ」(東京都武蔵野市)監  修「大盛オムナポリタン」(税込498円)・・・・・関東地方1都6県、山梨県、長野県、静岡県の一部)
②ガトーショコラの最高峰“ケンズカフェ東京”(東京都新宿区)のシェフ監修「テリーヌショコラ」(税込238円)・・・・・全国(沖縄県除く)

ローソン
抹茶使用の和洋折衷スイーツ3品

ローソンは、5月12日より全国で、抹茶を使った和洋折衷スイーツ3品を発売する。また、同日に、「どらもっち」シリーズの定番商品「どらもっち(あんこ&ホイップ)」を、ホイップクリームの味わいをより楽しめる仕立てにして、リニューアル発売する。

  • 「モチーズ・もちもち〜ず(お抹茶ティラミス)」(税込140円)
  • 「お抹茶ティラミスロールケーキ」(税込220円)
  • 「どらもっち(お抹茶×ホイップ)」(税込180円)

ミニストップ
「のり塩チキン(むね肉)」5月8日発売

ミニストップは、あおさの風味豊かな「のり塩チキン(むね肉)」(税込203円)を、5月8日から発売した。おにぎりやおやつ、おつまみにぴったりに仕上げた。

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