週刊スーパーマーケットニュース エブリイ、新たな「感染拡大防止・緊急支援策」16項目

ダイヤモンド・チェーンストア編集部
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1週間のスーパーマーケットに関するニュースをまとめた『週刊スーパーマーケットニュース』。エブリイは緊急事態宣言が延長される見通しとなっていることを受け、「お客様とスタッフの安心・安全と健康」を最優先し、5月以降、新たに16項目(以下)の施策を実施していく。4月に続き2度目となる感謝金の支給、スタッフへのマスク無償配布のほか、地域に住む学生の支援等も行う(5月1日から7日のニュースをまとめました)。

今まで郊外立地中心だったエブリイは今後、人口の集中する都市部への出店にも力を入れる

U.S.M.Holdings
「子ども支援募金」を実施

 コロナウイルス感染拡大により臨時休校が長引くなか、家庭の事情で普段から十分な食事の機会が持てない子どもたちにとって、さらなる健康不安や栄養不足などの問題が、一層増してきた。また、これまで子どもたちを支援してきた団体の活動が休止に追い込まれており、問題はさらに深刻化している。
 マルエツ、カスミ、マックスバリュ関東は、困難な状況にある子どもたちを支えることを目的に、食品を届ける活動応援のための支援募金を実施する。実施期間は4月25日から5月24日。募金はNPO法人の3団体に寄付し、支援を必要とする家庭への宅食(食品の配達)、フードパントリー(食品の受け渡し)などに役立ててもらう。

アクシアル
「がんばろう!日本」で飲食店支援第1弾

 原信とナルスは、コロナウイルスの感染拡大の影響で苦しんでいる産地・市場・業務用卸・観光物産メーカーなどの販路拡大支援を行う。飲食店支援の第1弾として、5月1日から6日、「SUZU365のり弁」(税抜680円)、「新潟東映ホテル『サーロインステーキ弁当』」(税抜2,900円)を販売した。

ヤマザワ
「食べて応援 田舎の味を贈りませんか」、ほか

 ヤマザワは、5月1日から6日、全店舗において「食べて応援 田舎の味を贈りませんか」を実施した。ゴールデンウィークの帰省を自粛した消費者に、地元で長く慣れ親しんだ田舎の味を贈ろう、という取り組みで、地元製造の飲料や菓子、牛肉などを対象商品とした。

 ヤマザワはまた、コロナウイルス緊急事態宣言発出の影響で、外出自粛により献血者が減っている状況を踏まえ、5月4日、日本赤十字社山形県赤十字血液センターとともに、松見町店で献血活動を行った。

ライフコーポレーション
「産地応援セール」を首都圏店舗で連続実施

 ライフコーポレーションは、「産地応援セール」を首都圏店舗で連続実施した。銘産品品メーカーの支援を目的として、5月2日から富山県の蒲鉾老舗メーカー「河内屋」の練り物5品を、首都圏の店舗で販売。また、6日からは「北海道産地応援セール」を行い、人気土産商品の「わらく堂おもっちーず」や「ベイクドアルルなまらでっかいシュー」など10種類を販売する。

サミット
5月5日の新聞折り込み

「こどもの日はおうちでたのしもう♪」をテーマにした新聞折り込みを行った。折り込み両面で展開する「サミットランド」にアトラクションを設け、子どもたちが家庭で楽しく過ごせるようにした。4月25日の折り込み「おうちで楽しく!折り紙を折ろう!」に続く第2弾となる。アトラクションは「まちがいさがし城」、「めいろの庭」、「クイズの森」、「クロスワードワールド」、「きんたろうのぼうけんすごろく」の5つ。折り込みデータはホームページからもダウンロードできる。

イオン東北
仙台市内4店舗で「ゆうゆう優先タイム」、ほか

 仙台市内の4店舗で、5月1日から6日までの毎日14時から15時を「ゆうゆう優先タイム」とし、妊婦、高齢者、身体の不自由な顧客、ヘルプマークを付けた顧客が優先的に買物をできるようにした。

イオン東北はまた、地域医療機関などへの支援募金を開始。宮城県内のイオングループ店舗で、5月2日から24日まで、コロナウイルスと闘う医療従事者に対する支援募金を実施する。

ウオロク
「関屋店」オープンに先駆け生産業者支援を実施

 ウオロクは5月14日の関屋店(新潟市中央区関屋2-98)オープンに先駆け、生産業者支援の「想いをつなげる日本を全力サポート」の取り組みを行った。4月29日、5月5日・6日に、鉄道利用者減少の影響を受けている駅弁製造者のサポートのため、駅弁フェアを実施。一部店舗では本マグロや国産黒毛和牛、ローストビーフなども販売した。また、創業の地が新潟県新発田市であることから、商工会議所の協力のもと地元商品などを販売していく予定。

エブリイ
新たな「感染拡大防止・緊急支援策」16項目

 エブリイは緊急事態宣言が延長される見通しとなっていることを受け、「お客様とスタッフの安心・安全と健康」を最優先し、5月以降、新たに16項目(以下)の施策を実施していく。
①「入店コンシェルジュ」スタッフの配置
②「エブリカ」ポイントアップデーの自粛
③イートインコーナーの使用中止
④ヒーローボーナス(感謝金)支給[4月に続き、2回目の実施]
 正社員3万円、ロングパート社員2万円、ショートパート社員・アルバイト社員1万円
⑤毎月実施している報奨金制度に「2ランクアップ制度」導入
⑥スタッフへのマスク無償配布[4月に続き、2回目の実施]
 一人1箱(50枚入)
⑦スタッフへの米10㎏無償支給[4月に続き、2回目の実施]
⑧学生アルバイトへの米10㎏無償支給[学生支援]
⑨新たに300名の緊急採用を実施
⑩神石高原町(広島県)へ「食品ボックス」670人分を寄付
⑪地元飲食店への仕入れ支援
 惣菜・弁当を出品中の飲食店へ商品券10万円分を支援
⑫地元飲食店に向けた「クラウドキッチン」貸し出しサービス
 キッチン施設の期間限定での無償貸し出し
⑬世羅ゆり園支援
 ユリの花を購入してエブリイスタッフへ支給
⑭ヨシケイ福山にて「地元企業様ご支援企画」を実施
⑮給与前払い制度の実施[学生支援]
⑯奨学金制度創設の検討[学生支援]

アルビス
重要拠点の要となる新店「鯖江鳥羽店」

 アルビスは「鯖江鳥羽店」(仮称)を、今年12月にオープンする。昨年度始まった中期経営計画で謳った、「北陸1,000億円体制確立」の鍵を握る。既存店舗の大願寺店と稲寄店を南北につなぐ場所に位置し、福井県内でのシェア拡大とドミナント化を進めるうえで、重要な拠点となる。

  • 所在地・・・・・福井県鯖江市鳥羽3-903
  • 売場面積・・・560坪
  • 駐車台数・・・約180台

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