2024年度は増収増益のアクシアル、今期減益予想の理由とは?
27年度末に売上高3000億円の達成へ!
アクシアル リテイリングは、26年3月期から28年3月期までの3カ年の中期経営計画を発表。「規模」「機能」「人材」の3つを軸に施策を掲げた。
「規模」では、28年3月期末に売上高3100億円、経常利益率4.2%の達成を掲げた。店舗数では、3カ年で出店12店舗、閉店4店舗を計画。28年3月期末の総店舗数は計140店を見込む。
「機能」の面では、製造・物流・ITの再整備を計画する。特筆すべきは、26年3月期末に新設を予定している長野県内の物流センターだ。同社は現在、長野県内に6店舗を展開している。22年5月にオープンした同社最南端の店舗「原信安曇野店」(長野県安曇野市)を筆頭に、長野県内6店舗で170億円の売上規模にまで成長している。
中期経営計画内での12店舗の新規出店でも長野県内の出店計画が複数あるとしており、物流センターの設置はアクシアル リテイリングの店舗網拡大に向けた重要な一手となる。
また同社によれば、冬になると大雪などの自然災害により物流網の遮断が発生することがあり、長岡市のセンターから長野県の店舗に商品が届かないケースがあったという。こういったリスクを防ぎ、物流の効率化推進にもつながるとしている。
そのほか、「人材」では教育体系の再整備をはじめ、働きやすい環境づくりなどを進めていく方針だ。
