卸売商社あらた、厳しい経営環境下においても第3四半期は増収増益に

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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 大手卸売商社の株式会社あらたは2月5日、第3四半期(4-12月期)の決算を発表した。売上高は6019億円(前年同期比4.1%増)、営業利益は72億円(同4.7%増)、経常利益は79億円(同9.0%増)、純利益は58億円(同11.9%増)の増収増益となった。

 発表の中であらたは、人口減少や市場競争の激化、増税後の買い控え、暖冬による季節商品の不振が続くなど厳しい経営環境が続いており、先行きに不安感を示している。

 一方で、収益面において事業のスリム化を図り、間接業務費用の増加を抑制、販売費や一般管理費比率を前年同期より改善した効果が表れており、前年同期比に対し、増収増益となった。

 業態別では、ドラッグストア業態が前年同期比5.1%増の2946億円、ディスカウントストア業態が同6.4%増の453億円と好調に推移したが、ホームセンター業態では同0.2%減の970億円に留まった。

 なお、連結業績予想については2019年5月9日の発表から据え置いている。

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