アクシアル、第3四半期は厳しい環境下でも増収を確保

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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原信×ペイペイ
電子決済を導入するなど(写真はペイペイ)、アクシアルは多くの施策を進めた結果、厳しい経営環境の中でも増収を確保した。

 アクシアル リテイリング株式会社が第3四半期(4-12月期)の決算を発表した。売上高は1807億円(前年同期比1.1%増)、営業利益は73億円(同1.3%減)、経常利益は75億円(同0.6%減)、四半期純利益は49億円(同1.6%増)となった。

 なお、スーパーマーケット事業単独では、1802億円(前年同期比1.1%増)、営業利益は69億円(同0.5%減)の増収減益。

 原信下飯野店(富山県富山市)、フレッセイ有馬店(群馬県渋川市)の新規店舗や、移転店舗への出店費用や、増税対策としての販促費の増加などの要因から減益となった。

 一方で、キャッシュレス還元事業の対象外となり、業態全体で苦戦が予想される中でも、プライベートブランドの拡充やネットスーパーのリニューアル、スマホアプリの配信開始、EC決済を導入するなど客の利便性向上の施策を次々と進めた結果、増収を確保している。とくに原信ナルスネットショッピングは、年々売上高を伸ばしている。

 なお、通期連結業績予想は据え置いている。売上高2370億円(前年同期比0.7%増)、営業利益84億円(同11.8%減)、経常利益85億円(同12.4%減)、当期純利益56億円(同12.9%)を見込んでいる。

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