週刊コンビニニュース ファミリーマート、コインランドリーを併設した店舗をオープン

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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1週間のコンビニに関するニュースをまとめた『週刊コンビニニュース』。CVS業態が限られた売場面積と品揃えからなのだろうか、新商品の投入、新サービスの開始、そしてコラボによる併設店舗づくりなど、顧客を誘引しようとする努力があちこちで見受けられる。ファミリーマートは、店舗とコインランドリーを融合させた「Famima Laundry」を出店する。コインランドリーの利用者が、待ち時間にイートインコーナーを利用する流れができ、店舗の売上向上につながる。併設店舗をつくるのであれば、より親和性が高いものを掛け合わせ、効果を高める必要がある。(1月21日から1月27日のニュースをまとめました)

ファミリーマート

ファミリーマート
①イートインスペースを活用した栄養相談会

 岐阜県および中京学院大学認定栄養ケア・ステーションと連携して、イートインスペースを活用した、高齢者のフレイル予防のための栄養相談会を開催する。

 岐阜県と締結した「包括的連携に関する協定書」に基づいた取り組みで、1月22日に行う第1回目の栄養相談会を皮切りに、県内全域で順次開催する。フレイルとは、加齢や病気により心身の活動が低下し、健康障害を起こしやすい状態になること。いつでも健康でいきいき生活するためにはフレイル予防が大切とされ、栄養バランスのよい食事や運動などの生活習慣に気をつけることがポイントとなる。

 第1回目は、岐阜県瑞浪市の瑞浪寺河戸店での開催で、栄養士による栄養講話を聞き、バランスのよい商品をビュッフェ方式で選んで食事をしながら交流する。65歳以上の高齢者が400円で参加できる。

②「Famima Laundry」が東海地方と関西地方にも出店

 店舗とコインランドリーを融合させた「Famima Laundry」が、東海地方と関西地方にも出店する。東海地方の1号店は「Famima Laundry木場店」(名古屋市港区)が131日に、関西地方の1号店は「Famima Laundry淡路こえなみ店」(兵庫県南あわじ市)が26日に開店する。共働き世帯や単身世帯の増加、家事の負担軽減などに応えるべく、20183月に1号店を開店し、現在9店舗で営業している。スマートフォンを活用し、洗濯機の稼働状況や予定終了時間の確認ができるほか、待ち時間に店舗内のイートインも利用できる。2店舗とも広めの駐車場を完備した。

③訪日外国人の手ぶら観光サービス実証事業に参加

 JTBと米国サンフランシスコのAirbnb(エアビーアンドビー)の国土交通省受託事業「訪日外国人旅行者の利便性向上に向けた『まちなか』におけるICTを活用した手ぶら観光サービスの実証事業」で、都市部・観光地にあるファミリーマート6店舗が、手荷物配送サービスで参加する。

 訪日外国人旅行者がこれまで宅配便を利用することはハードルが高く、限定的だったが、民泊利用者が増える状況下で、広く利用してもらえるサービスめざし、国土交通省が実証事業に取り組む。

 サービスの実証事業に参加する店舗は、東京で新宿靖国通り店、外神田一丁目店、仲御徒町店、浅草雷門店、大阪で日本橋二丁目店、京都で祇園白川店の6店舗。各空港(成田、羽田、関西)から圏内の店舗へ当日配送することで、民泊利用者などの手ぶら観光を推進する。店舗では、ICTを利用した宅配サービス「Luggage Free Travel」(LFT)利用を予約した旅行者が、QRコードを読み取ることで受付を簡略化。店舗での手荷物の受取や発送を行い、旅行者の周遊や消費の拡大につなげることを目的にしている。そのため、一部店舗では周遊観光地MAPの配布や最寄りの観光案内所への誘導などを行う。手荷物の配送区間は、空港→ファミリーマート店舗→国内約12000の宿泊先・全国11空港。また、6店舗間の配送も行う。実証期間は122日から229日まで。

ペーパーレスの1日自動車保険を発売

 121日より全国の店舗で、東京海上日動の1日自動車保険の「ちょいのり保険」を発売した。

 同保険は東京海上日動が2012年に売り出した商品で、累計利用申込件数が500万件を超える人気の自動車保険。ファミリーマートは、東京海上日動と共同でバイク向けの自賠責保険を取り扱ってきたが、無保険運転事故の削減に貢献することをめざして、「ちょいのり保険」を販売することにした。

 「ちょいのり保険」は、事前に専用WEBページから必要情報を登録し、スマートフォンなどを介してレジで受付するだけ。証書を発行することもなく、ペーパーレスかつスピーディに保険に加入できる。 [FamiPay]での支払いも初めて可能となった。

 

 ポプラ
おしゃれな立ち飲みバー併設の2号店

 広島市中央区の八丁堀店のリニューアルを機に、のぶちゃんマン(京都市)が展開する「お酒の美術館」を併設する。

 オープンは25日。「お酒の美術館」とのコラボ店舗は2店舗目となる。リニューアルを機に、店舗の一角に“立ち飲みバー”を併設した。「お酒の美術館」は、「希少なオールドボトルをもっと気軽に楽しんでいただきたい」との想いが込められたスタンディングのレトロバーで、立ち飲み形式にすることで、オールドボトルが1500円からと手頃な価格で楽しめる。シックな雰囲気のなかで、好きなつまみやおかずなどをCVS店舗の商品から選び、気軽に飲める立ち飲みバーとして、15時から24時まで営業する。

 

セブン-イレブン
世界で7万店舗を突破

 世界の17の国や地域で展開中の「セブン-イレブン」が、昨年12月に店舗数が7万店舗を突破した。「セブン-イレブン」は、1969年にカナダを皮切りに世界各地へ進出し、日本では1974年、東京都江東区に1号店を開店。現在、17の国と地域で店舗を展開している。アジア36261店舗、日本2988店舗、米国・カナダ・メキシコ11829店舗、オーストラリア708店舗、ヨーロッパ409店舗、中東12店舗。

 

ローソン
①紙製の包材使用のハンバーガーを発売

 128日からナチュラルローソンで、紙製の包材を使用したハンバーガー(チルド調理パン)を発売する。紙製法材は、耐油・耐水のコーティングがされたもので、電子レンジで温めることもできる。現在、チルド調理パンのカテゴリー商品はプラスチック製の包材を使用しているが、紙製包材を使用することで、1食当たりのプラスチック使用量を約2g削減できるという。

② 千葉県産食材使用のベーカリー2品発売

 関東甲信越の約4800店舗で、千葉県立銚子商業高校の生徒が考案した、県産のサツマイモの大栄愛娘などを使用した「さつまいもデニッシュ」(税込140円)と、千葉県で醸造したヤマサ醤油などを使った「大豆ミートと醤油ソースの和風ダブルSOYバーガー」(同162円)を発売する。128日から。 

③ローソンストア100では「バスクチーズケーキ」

 昨年のトレンドスイーツとしてブームを巻き起こした「バスクチーズケーキ」をイメージしたチーズケーキ「ばすCHEESE」を122日、全国の769店舗で1108円(同)で発売した。

 

ミニストップ
「ビッグドッグ」をパワーアップ&バスク風のチーズケーキソフトを発売

 昨年1月に発売し、人気のホットスナックとなった「ビッグドッグ」をさらにおいしく進化させ、124日から発売した。韓国のミニストップで人気のある“韓国風ホットドッグ”を日本向けにアレンジした「ビッグドッグ」は、生地の不思議なもちもち食感とソーセージのボリューム感が受け入れられたが、今回はソーセージの肉の旨味がより感じられる濃厚な味付けにし、皮も天然羊腸に変更することで、“パリッとジューシー”な食感を実現した。“進化版のビッグドッグ”は税抜198円。

 近年、ブームとなり専門店も増えてきている“スペインのバスク地方発祥のバスクチーズケーキ”を採りいれたスイーツ「バスク風チーズケーキソフト」(同338円)を、124日から発売した。濃厚でコク深い、チーズリッチな味わいが特徴。

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