経常収支11月は1兆4368億円の黒字、貿易収支の赤字縮小=財務省

ロイター
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東京港
1月15日、財務省が発表した国際収支状況速報によると、11月の経常収支は1兆4368億円の黒字となった。東京港で2019年5月撮影(2020年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 14日 ロイター] – 財務省が14日発表した国際収支状況速報によると、11月の経常収支は1兆4368億円の黒字となった。経常収支の黒字は65カ月連続。ロイターが民間調査機関に行った事前調査の予測中央値、1兆4233億円程度の黒字とほぼ同じ結果となった。貿易・サービス収支は1605億円の黒字だった。第1次所得収支は1兆4575億円の黒字、第2次所得収支は1813億円の赤字だった。

経常収支の内訳をみると、貿易収支は25億円の赤字となったが、前年同月に比べ5371億円赤字幅が縮小した。サービス収支の黒字は同プラス1229億円、第一次所得収支の黒字は同プラス19億円だった。

財務省によると、研究開発費やコンサルティング費用の赤字幅が縮小したことで「その他サービス収支」が黒字転換。サービス収支の黒字幅拡大につながった。

一方、第一次所得収支は、海外に親会社がある日本企業が支払う配当が減少したことが、黒字幅拡大の要因だという。

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