アークスが通期業績予想を下方修正、20年2月期の営業利益は16.7%減の123億円に

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アークス外観
食品スーパー大手のアークス(札幌市)は1月10日、2020年2月期の連結業績予想を下方修正した。売上高は前期比0.6%増の5155億円、営業利益は16.7%減の123億円となる見通し。

 食品スーパー大手のアークス(札幌市)は1月10日、2020年2月期の連結業績予想を下方修正した。売上高は前期比0.6%増の5155億円、営業利益は16.7%減の123億円となる見通しだ。

 期初予想と比べて、売上高は45億円、営業利益は24億円の下方修正となる。売上高は伊藤チェーン(宮城県柴田町)を19年9月に子会社化したことで増収を確保するものの、既存店売上高は計画を下回る見込み。

 売り上げの低迷に加えて、価格政策を見直したことから粗利益率が計画に届かず、人件費や物流費が継続的に上昇していることから営業減益となる。消費増税に伴うキャッシュレス・消費者還元事業への対応策として販促を強化したことも販管費を押し上げた。純利益は期初予想を16億円下回り、前期比17.4%減の84億円となる見通しだ。

 同日発表した19年3〜11月期の連結業績は、売上高が前年同期比0.2%増の3818億円、営業利益が26.7%減の75億円、純利益が20.5%減の56億円だった。

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