イオンモールが3-11期決算を発表 純利益4%増、中国・アセアンの出店に効果

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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イオンモール 神戸南店
写真はイオンモール 神戸南店

イオンモールが1月9日、2019年3~11月期連結決算を発表した。イオンモールの発表によると、営業収益は2,405億円(前年同期比104.1%)、営業利益は634億円(同113.8%)、販管費は211億円(同104.5%)、営業利益は422億円(同119.1%)と増益、経常利益は367億円(同106.0%)、四半期純利益は235億円(同104.0%)になった。

中国やアセアン地域においては、商業施設のドミナント出店を進めた結果ブランディングメリットが生まれ、営業収益が360億円(前年同期比110.2%)と大きく伸びた。今後も大幅な店舗改装や新規出店を進めるため、当該地域における成長はまだまだ続く見込みである。

国内は消費増税前の駆け込み需要を取り込み、家電など高価格帯商品の売れ行きが好調に推移した。また、増税後もブラックフライデーやWAONポイント5倍キャンペーンなどを通じて、反動減を抑えた。

国内においては、イオンモール幕張新都心で行う「スマートモール」実現に向けた実証実験の結果を全国のモールへ水平展開していく。ストレスフリー、コンビニエンス、情報発信力、インバウンド、省人・省力化などの5項目を挙げており、これらを軸に他社モールとの差別化を図っていくねらいだ。

なお、通期の連結業績予想については、変更はないとしている。

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